今日の高校2年生女子のレッスン。
小さい頃から真面目&内気な子で、音で自分の感情が他人に伝わるよう表現するというのがなかなか大変だったのですが、
ここ1,2年でとても大人っぽい演奏ができるようになってきています。
最初はショパンのワルツOp69-1。
この曲の「憂い」を帯びた最初のメロディーでは、音の方向を意識して弾きます。
・最初はうつむき加減で下降線を辿り「フッと」上を向く。辛いけど無理して笑ってる感じね。
・13連符で駆け上がる装飾音は、魔法使いがスティック(?)でキラキラした粉を振りまくように。
最後にもう一度弾いたときには、各部分の特徴をしっかり捉えたステキなショパンのワルツになりました(^^♪
2曲目はモーツァルトのソナタK545の3楽章。
まだ練習不足で速く弾けないので、今日は「ソルフェージュ」
私が弾いて、横に立ってメロディーを歌ってもらいました。中間部は左手と右手が8分音符で掛け合います。
指はまだ早く回らないけれど、「イメージ」は掴めたかな。
幼児~大人の方までどの方に対しても、「お手本」として弾くだけでなく、
音の持つイメージ
その曲ができた時代背景
作曲時の作曲家の年齢
、、、などを私の言葉でお話しすることで、生徒さんそれぞれが自分の中でイメージを持って弾けるようなレッスンを心がけています。