いずみホールで小倉貴久子さんのコンサートがあり、聴きに行ってきました。
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1709&fbclid=IwAR3Afk6uVkYdQqsve1uodOaPT6mMCQvI7NMMDd63eieCH_ihlI6QcBMHDeg
小倉先生には以前に参加していた音楽祭で数年に渡りフォルテピアノのレッスンをしていただきました。その音楽祭ではレッスンで使われていた楽器(モーツァルト時代のワルターという楽器)の都合もあり、先生の演奏をお聴きするのも古典派の曲が多かったのですが、今回はシューマン、メンデルスゾーン、ウェーバー。いずれも現代のピアノで聴き慣れた演奏とは全く違う、柔らかい響きと生き生きとした躍動感あふれる演奏でした。
もちろんそれは先生の演奏が素晴らしいからなのですが、現代のピアノが失ってしまった音がフォルテピアノにはあります。私はずっとモーツァルトには苦手意識を持っていましたが、フォルテピアノでソナタを弾いたことで、「あぁ、本来はこんな音楽だったんだ!」と気付いたことが多くあります。楽器から色んなことを「教えてもらえる」のです。
フォルテピアノはそう簡単に弾いたり聴いたりする機会はないですが、生徒さんたちに音のイメージを私なりに伝えられたら、と思います(^-^)