ひろみ音楽教室

「できない」が「できる」ようになる喜び
2019/06/08 公開

こんにちは、岡本裕美です。藤井寺市、河内長野市、大阪市(なんば)の教室でピアノ講師をしています。
大人の生徒さんが昨年から増えたのですが、入会動機もレベルも本当にさまざま。今日はその中から一部ご紹介します。

ケース1 初心者の20代男性
小さいときからお家にはピアノがあったのですが、本人は全く興味がなかった。それが映画「ラ・ラ・ランド」を観て、感動!ピアノが弾きたくなった!と入会されました。
もちろん、いきなりラ・ラ・ランドの曲は無理(;^ω^)ですが、テクニックの本に加えクラシックの名曲やポップスを易しくアレンジした曲集を併用したレッスンを行っています。
「あ~!この曲知ってます!!」今までテレビなどから聞こえていた音楽が自分で演奏できる楽しさにすっかりハマっておられます♫

ケース2  新人保育士さん
社会人生活の後、保育士免許を取得され就職も決まったものの、ピアノはその時点で独学。
とにかくお仕事はもうスタートしているので、普段実際に弾いている(またはこれから弾くであろう)伴奏曲のフォローをメインに、テクニックやコード奏など先々を見据えた内容のテキストでレッスンをしています。
慣れない職場で一日、小さな子たちの相手をしてきっとクタクタでしょう。それでも毎週お仕事帰りにレッスンに来て、「ピアノ弾けるようになってきて楽しいから続けられてます」と言って帰られる姿に、こちらも力をいただいています♫

ケース3 初心者の40代女性
なんと、初心者で平原綾香さんの「ジュピター」を弾きたい、と来られました。結婚されるご友人に演奏をプレゼントしたい、とのこと。
1回目のレッスンに聴いたときは内心「・・・・う、う~ん、これはどうしよう・・・」。ご友人の結婚式までその時点でもう4カ月を切っていました。弾けているのは右手だけ、それも途中まで。
弾きやすいように音を変え、お家での練習方法を何通りかお伝えし、、、で先日のレッスンではなんとか最後まで両手で通せるところまで来ました。「先生が弾かれるといい曲だなーって思えるんですけど自分が弾くとそうでもないんですよね、、」・・・・いえいえ、そんなことありませんよ。横で私は感動して聴いていました(T_T)
結婚式は来月!もう少し頑張りましょう!

ケース4 ギタリストの男性
クラシックギターを演奏されるのですが、和声やアナリーゼの方法が知りたい、と入会されました。
クラシックギターのことは私は何も知らないのですが、演奏する上での解釈の一助になれば、と今練習されている曲を題材に、何度かレッスンをしました。
そうすると、「コンクールで入賞しました!」と嬉しいご報告が。曲のアナリーゼをすることで自分の中で表現の仕方が変わった、審査員の方にもそれを評価してもらいました、と。

皆さん、ピアノのレッスンを通じて「できなかったことができるようになった」新しい自分に喜びを感じておられるのがレッスンをしていてもよく伝わってきます。
お仕事やお家のことでレッスンが思い通りに進まないのも大人の生徒さんにはよくあることですが、長い目でみて音楽のある楽しい生活を過ごしていただければと思っています。