お陰様で、今年のピアノ発表会 を無事に開催することができました。
緊急事態宣言の延長に伴いカピオホールの休館が発表された時には頭が真っ白になったことを思い出します。そのときは、それまで生徒さんたちが積み上げてきたものを、なんとか生かしていく形を作らなければと、必死の思いで模索を続け、延期後の開催に向けて準備を進めてまいりました。
無事に素敵な発表会を開催できホッとするとともに、皆様方にはご理解いただくとともにご協力をいただきまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
延期期間は1ヶ月間ではありましたが、とくにお小さい生徒さんたちにとっては具体的な時間の想定も難しく、毎日同じ曲を弾かされる(?)ことが「飽き」を引き起こさないかといろいろ心配な面もあり、1人1人の様子を見ながら他の曲を挟むなど、工夫をしながら進めてまいりました。
また、日常の生活が忙しい中高生さんたちにとっては、学校の試験や立て込んでいる予定のなかでの延期となり、その中で発表会に向けてのモチベーションを保ちながら、それぞれの生活のコントロールをしていくことは本当に大変なことだったと思います。みなさんが本当によく頑張って発表会に向けて努力してきたことが伝わってきました。
当日のみなさんの演奏を聴かせていただき、そのような大変な時期があったとは思えないような、新鮮で生き生きとした1人1人の演奏に感動しておりました。本当に素晴らしかったと思います。私の方もいつしかそれまでの大変さを忘れ、聴き入っていることに気づきました。そして、改めて生徒さんたちの力に感心し、素敵なひとときを過ごすことができました。(②に続く)