先日、ユーチューブにショパンのエチュード第9番をアップしました。
9月のソロフェスタで演奏した曲です。
ショパンが20歳の時、ポーランドのロシア支配に抵抗するワルシャワ革命が勃発し、ショパンはウィーンを経てパリに亡命しましたが、それ以降、亡くなるまで生まれ育った故郷ポーランドの地を踏むことはありませんでした。
彼の音楽からは故郷を思う気持ちが伝わってくるものが多く、日本人の私の心もつかみます。
このエチュード作品10-9 ヘ短調は、10ヶ月ほど続いたワルシャワ革命がロシアによって制圧されたという知らせを受け取った頃の作品と推測されています。 大きな絶望と怒り、そして故郷に対するやるせない思いなどが伝わってくる曲です。
最後は、自分が力になれないもどかしさと諦めともつかないような力がだんだん抜けていくような音型で終わります。
よろしければお聴きいただけると嬉しいです(*^^*)
https://www.youtube.com/watch?v=PWkt95g6B_Q&t=32s