あんどうピアノ教室 安藤佳代です。
今日は回数合わせのためにお休みをいただいています。
朝から今野万実先生のインヴェンションセミナーを受けました。前にも受けた事があるのですが、何回受けても なるほど〜と 目から鱗状態になります。
「クラヴィーア愛好家、とりわけ学習希望者が、2声部をきれいに演奏するだけでなく、さらに上達したならば、3声部を正しくそして上手に処理し、それと同時にすぐれた楽想(inventiones)を身につけて、しかもそれを巧みに展開すること、そしてとりわけカンタービレの奏法を習得し、それとともに作曲の予備知識を得るための、明瞭な方法を示す正しい手引き」とバッハ自身によって書かれているインヴェンション。
思い返せば、何十年も前、子供の頃、初めて原典版を使って弾いたのがインヴェンション。自分でテーマを分析し、フレージングやダイナミクスを考えたり、他の調でも演奏したり、今から思えば、とても素晴らしいレッスンをしていただいていたのですが、その頃(小学2年生ぐらい?)の私には、ただただ訳のわからない楽譜で バッハ?嫌 という構図が頭の中にでき上がってしまい、もちろん今ではバッハ?好 となっていますが、克服するのは思いの外大変でした。
生徒さんの中にインヴェンションを弾いている人も多く、偉大なバッハの作品がより身近な物に感じられるよう、私の苦い思い出を再現しないように、レッスンしていきたいと思います