あんどうピアノ 安藤佳代です。
今日は藤田真央さんのリサイタルを聴きに行ってきました。
プログラムは前半がショパンのポロネーズ7曲
そして後半がリストのピアノソナタロ短調です。
前半、7曲一気に弾かれたのには驚きました。
まるで一つの組曲を聴いているかのような錯覚も覚え、特に、6曲目の「英雄ポロネーズ」から「幻想ポロネーズ」への繋ぎは何かストーリーがあるかのように感じました。
それぞれの曲の解釈も、他のピアニストの演奏と少し異なるところもあり、今まで聴いた事がないぐらいの力強い演奏に真央くんらしいとても上品で繊細な部分、音に込められた沢山の深い思いが伝わってくるようです。
リストのソナタは、始まりの一音からこだわりが…
息を呑むような素晴らしい音色がホールいっぱいに響き、演奏に吸い込まれます。最後の一音 そしてその後の静寂…
アンコールはグリーグの春に寄す
こちらも軽やかな繊細な響き、蝶が舞う様子が浮かぶかのよう…
心が洗われる素敵な時間を過ごすことができました。