おじいちゃんとレッスンに来ている3歳の男の子。今日は「イヤイヤ」が激しく、「あ~この時期が来たね(笑)」と言いながら、30分音楽に合わせて身体を動かしたりピアノを鳴らしたりして楽しみました。
考えていたプログラムの6割くらいしかできなかったのですが、帰り際おじいちゃんに「レッスンに通うようになって、うちではキーボードを鳴らして楽しそうに遊んでます」とお話しいただき、嬉しくなりました。
若い頃は「この年齢にはこのレベルまで」と知らず知らず自分の中で決めつけ、それに達しないと、「なんで・・・」と勝手に落ち込むことを繰り返していました。
多くの小さいお子さんを見てきて、たとえ指がスムーズに動かなくてもその子なりの楽しみ方をしている姿に、「その子なりの音楽世界に導けていること」について、この歳になってようやく確信が持てるようになりました。
コンペやコンクールに参加し入賞することは素晴らしいことですが、目に見えない成長も親御さんと一緒に見守っていけたらと思っています。