小1の生徒さんが導入教材で「マーチ」という曲に入りました。マーチは行進曲であること、歩く時に合うリズムで2拍子や4拍子になっていることを説明しました。
そしてページをめくると次の曲が3拍子。
「これだと2本足で歩くのにリズムがとりにくいよね。」
と話したところ
「うん。」
と言ったあと、しばらく楽譜をみて何か考えている様子。そして出てきた言葉が
「でもさ、2つ進むと(2小節で考えるという意味で話しているようです)そのうち足と合うよね。」
4分の3拍子→4分音符が1小節に3拍ということですから、2小節では6拍分になります。
4分の2拍子→4分音符が1小節に2拍ということですから、3小節では6拍になります。
その生徒さんんが掛け算をどれだけ理解しているかは分かりませんが3×2と2×3が同じになることを自分で楽譜から見つけることが出来ました。賢いなぁ~。
実際、もっと教材が進むと、そういう事を意図しているヘミオラが曲の中に含まれていることがあります。低年齢のお子さんでも順を追って学んでいけば、楽譜を理論的に理解できるようになることの一例です。
自分で発見できなかったとしても拍子の意味を理解できれば、そういった箇所が出てきたとき「なるほど!」と説明を聞いて納得するでしょう。
「知ってどうなの?」→演奏に変化が出ます!