音楽関連ではない普通高校へ進学予定の生徒さんです。今月最後のレッスンで一曲仕上げ、教室を卒業されました。
小学生からですから、結構長い期間、成長を近くで見せて頂きました。
ご本人にとって良い結果となることを心から応援しています!
こうした別れがある一方で、中学受験を終えた生徒さんが復帰されます。新しい環境に慣れ「もう一度ピアノ!」と思ってくれたことを嬉しく思います。
もう一人、学校での伴奏をみてほしいということで一定期間来る元生徒さんがいます。
受験期でもピアノやその他の習い事をストレスなく継続できる性格の方もいるでしょうけれど、それは個人差があるかと思います。与えられた24時間をどのように使うか?人それぞれ違います。
また、長く続けて趣味で弾くのが楽しくなってきたけれど、成長と共に別な事柄に集中したくなる時期もあるかと思います。
「今優先すべきことはコレ!!」と一度教室を退会された方でも、復帰される方の傾向があるように感じています。
基礎を学んできた方
ブランクを経て再開するにしてもゼロスタートではないのです。教室通いを再開するのではなく、自身で好きな曲を弾くという意味の再開でもそうです。「以前習っていたのだから当たり前では?」と思われるかもしれませんが、以前の学び方によっては少々違うのです。
読譜が出来ること。これは大きいです。または音感がとても良く記憶力も抜群に良い場合なら補えるかと思います。
しかし…習っている期間に誰かのお手本を見て「目コピ」とでもいうのでしょうか?音楽なのに聴いていない、鍵盤の位置だけを記憶して1曲ずつ弾いていくというスタイルですと、応用がきかないと思うのです。伴奏者にも不向きだと思います。相手の音も聴いていないので。
伴奏をチェックしてほしいという元生徒さんも、譜読みは自身でしてくることになっていますし、そのくらいは出来る段階で退会されました。
ご縁あって入会された生徒さん達には、そういった能力をつけて欲しいな…という思いで、レッスンを行っています。