宮城県栗原市築館 みさきピアノ教室

弾けたらいいな…を弾けた!にしましょう
伴奏の練習方法
2020/08/28 公開
稼働先の教室で発表会があるため、
伴奏の練習が始まりました。
今年はバラエティに富むジャンルのため、
様々の音楽を聴いて準備が必要です。
録音が有れば確認し、知っている曲だからといって
記憶に頼ることはしたくありません。

始めは初見で通して弾いてみますが、
色々と気付くことがあります。
「この歌詞いいな」「こんな和音に進むんだ」
「気を付けて見直さないと」など
感じたところは大切にしたいものです。

2回目以降は、ソロのパートを弾いて、
歌いながら演奏できるようにします。
メトロノームを使い、
指定の速度通り弾けるかどうかも試します。
疑問を持ったら、
原曲がピアノ曲であれば楽譜を探して
伴奏譜と見比べます。
ピアノの音楽で無ければ、
何の楽器が担当しているのかを聴いて判断します。
そのようなことに取り組むと、
あっという間に時間が過ぎてゆくのです。

段々弾き慣れてくると、
1回目に感じた内容を忘れてしまいます。
練習の成果だと思うのですが、
変化を表現しないで進んでしまうことがあるのです。
「間違わなくなってきたから自然に弾ける」
と思っても、お客様は初めて音楽を聴きます。
私自身が初めて弾いた時の感想を失わないように、
表現したいものです。

聴いて、読んで、弾いて発見したことが、
その日のレッスンで
生徒さんの演奏を聴いていると蘇り、
すぐに使える内容へと変わります。