宮城県栗原市築館 みさきピアノ教室

弾けたらいいな…を弾けた!にしましょう
作り出す側を目指したい
2020/09/16 公開
テレビを観ていると、
素晴らしい方々が紹介されています。
いつも感じているのは、
学ぶ人はやがて作る側へ変わっていくのではないか
ということです。

私は以前切り絵が好きでしたが、
出来上がったデザインを切って喜んでいました。
ある時、
すべてをデザインしている方の作品を拝見して、
圧倒されました。

今、私の大切な課題が、前奏を作ることです。
コロナの影響でレッスンへ
向かうことが出来ずにいたこともあり、
数か月前に作って添削して頂いてから、
そのままになっていました。

メンデルスゾーンの無言歌集や
ブルクミュラーの25の練習曲を調べていましたが、
なかなか良い考えがうかびませんでした。
ところが昨日、ヒントを見つけて
まるで霧が晴れるようでした。

稼働先の教室で受け取った伴奏譜を
毎日練習していましたが、
担当講師の思い入れが詰まった楽譜だと知り、
「これだ。」とひらめきました。

発表会でプログラムに載っている曲には、
ドラマがあります。
選ばれた曲には、生徒さんと先生の思い入れがあり、
工夫にあふれ、良い所がたくさんあるのです。

伴奏にはほぼ前奏があり、
曲の終わりを持ってきたもの、
伴奏形から始まるもの、
曲の一部を彷彿させるものなどあります。
私が興味を惹かれた楽譜は、壮大な前奏で
「どうしてこの音楽なの。」
と意外性を感じるものでした。

この数カ月ずっと探していたのは、
聴いている人が
慌ててプログラムを見直すようなメロディです。
「この曲って、こんな曲だったっけ。」
と思うような音楽を作りたいのです。

それにはどうしたら良いのか悩んでいましたが、
無いものから生み出すのではなく、
私がそう感じる音楽を
研究すれば良いのだと気づいたのです。
自分でひたすら考えていても見つからず、
外へ動いていくことによって
発見することもあるのですね。