ピアノを教える仕事は、
弾くことも多いのですが、
それ以上に話す言葉も多いです。
誰もが弾いて聴かせて
真似出来るわけではありません。
たとえ真似が上手でも、
言われた通りに動くばかりでは、
新しい曲を見た時に判断がつかなくなります。
そこで納得してもらえるように、
一所懸命ひとりひとりに話しかけます。
反応が良い生徒さんもいますし、
考えている生徒さんもいます。
伝えた後に演奏を聴かせてもらうと、
どの位理解しているかがわかるのです。
時々お手紙を頂くこともあるのですが、
書いてある言葉に気持ちが表れていて、
何を考えているのか伝わってきます。
いつもこんな心持ちで
レッスンを受けてくれていたのだと知ると、
嬉しくなるのです。