ピアノ教室に通うと出来るようになることは
たくさんありますが、
その中でも私のお薦めがひとつあります。
それは、「子守歌を歌えるようになる」です。
子守歌はどこで覚えるのでしょう。
赤ちゃんの頃歌われた音楽を記憶するのでしょうか。
もし歌を好きでなければ、
進んで歌わずに音楽を聴かせるのかもしれません。
初歩の段階で、子守歌は何度か扱われます。
8分の6拍子もしくは
3拍子を2小節ひとまとまりで考えます。
子守歌は、静かで穏やかな眠る曲と思われがちです。
先週の土曜日、ある生徒さんに
「子守歌はどんな曲。」と尋ねたところ、
「眠らせる曲」と答えてくれました。
眠って欲しいという表現が必要です。
全音楽譜出版社のトンプソン
現代ピアノ教本を使用しているのですが、
8分の6拍子を徹底的に扱う時期があります。
様々なパターンを経験することにより、
他の拍子との比較が可能になります。
長期にわたり音楽に一所懸命取り組んだ人は、
揺れを作り出せるようになります。
毎週譜読みで音程の確認もしていますので、
正確に歌えるようになってきます。
親になった生徒さんが寝かしつける際に
遠い過去から応援できる仕事だと気づいて、
今日も頑張ろうと感じます。