この1週間以内で稼働先の発表会が2日あります。
既に1カ所の発表会が終わり、数日後には
2カ所目がせまり、詰めの確認をしています。
そこで感じたのが、「いいな。」
と思ってもらえる演奏はどのようなものか
ということです。
発表会はコンクールと異なりますから、
選曲は自由です。
普段のレッスンで聴いていると、
時々「あれ?」と思う音に出くわします。
生徒さんが弾いているはずなのに、
いつもと違う音がするのです。
自分で考えて弾いていて、
印象的でもっと先を聴きたくなる音。
そんな音が聴こえたら、その場で生徒さんに
「この曲好きでしょう?」
と尋ねると、ほぼ100%笑顔で頷きます。
言葉で話さなくても伝わった瞬間です。
レッスン終了後は、
どのような曲が向いているのか
忘れずに記録しておきます。
発表会の選曲時期になりましたら、
記録を確認し得意分野を活かした曲を提案します。
教本以外から選ぶ場合がほとんどです。
普段弾かない時代、作曲家の曲を紹介し
理由を説明すると、生徒さんは納得してくれます。
この過程を経て決めた曲は
自主的に練習し、
本番も楽しそうに演奏し、
お家の方も喜んでくださいます。