最近気づいた時に
昔使っていた楽譜を補修していました。
思い返すと30年ほど使っている物があるのです。
始めは学習者として勉強した曲を
現在は指導者として使用しています。
同じ曲を別の本で持っている場合もありますが、
全て所有しているのです。
なぜ処分せずに直しているかというと、
楽譜によってスラーが違ったり
解説も異なるのですが、
一番の理由は「先生のメモがあるから」ですね。
その走り書きを目にすると、
教えていただいた時間を思い出します。
今レッスンで私が伝えている内容は、
その頃の影響を受けていたのだと
確信できるのです。
私がレッスンで生徒さんの楽譜に記入する際は、
鉛筆シャープを使うようにしています。
色がついていないので見返した際に
インパクトが無いかもしれません。
私が話した内容が絶対でなくても良いですし、
生徒さんが後日自分で考えて書き添えても良い。
私もそのように記入していますから、
試行錯誤の足あとが楽譜に残っているはずです。