来月の発表会へ向けて練習が進んでいます。
生徒さんが「弾きたい」と選んだ曲には、
レベルによって前奏が無い楽譜もあります。
好きな曲がある人にとっては前奏がとても重要なので、
前奏の楽譜を作ろうと思いました。
私はその曲の楽譜を持っていなかったので、
YouTubeで繰り返し聴き、
楽譜作成ソフトの前で悩んでいました。
ある時ふと、「ピアノで弾けばいいのでは」
と思い立ち、試してみたら弾けたのです。
その曲をこれまで演奏したことが無かったので、
「楽譜を作らなければ」
と焦るばかりに進まなかったのですが、
出来るものなのですね。
このようなことは日常生活でも起こりそうです。
「英語を話せるようになりたい」と考えて、
机に座って勉強するのも必要ですが、
声に出して話すことも大切でしょう。
一見当たり前かもしれませんが、話すと書けるは別問題。
小さな子は話せるけれども充分に書けません。
私は弾きもしないで楽譜をまとめる作業に急ぐばかり、
気づかなかったのです。
後日、生徒さんに
出来上がった前奏を聴いてもらったところ、
無事OKが出ました。
YouTubeで聴いた音楽を
お持ちの楽譜の調へ移調して、
弾ける音の数に変えています。
無理な指使いにならないように、
和音を弾かなくても綺麗に聴こえるように
工夫しました。
気に入ってもらえて嬉しいです。