この半年くらいこだわっていたことがあります。
それは「肘の音」です。
ピアノを弾く際に、
腕や手首を保持して肘から動かして弾く音です。
レッスンで身体の使い方を指摘されてから、
鍵盤を使わずに肘を動かしてみたり、
1音だけ何度も繰り返し鳴らして試していました。
一週間前から音が変わったと気づいたのですが、
先生に確認して確かめたいと思っています。
1音良い音がしたからといって、
演奏で再現しようとすると
前後関係に影響を受けて上手くいかない場合があります。
次回のレッスンまでまとめたいです。
そんな日常を送っていると、
生徒さんが演奏する音も少しずつ聴き分けられるように
変わってきているのです。
「今は不必要に呼吸した音」
「指を滑らせて手前に引いた音」
「鍵盤に重みを与える前に上げた音」
など、肘に着目しているうちに
前よりも音の判断が細かくなっています。
何かひとつにこだわると
今まで見ていたものが違って見えてきます。
ピアノは調律によって正確な音が出てしまう楽器です。
どんな音色を出すかが差になります。
わかった時は、「これだ」とひらめきます。
その瞬間が楽しくて続けています。