11月になり、
家の周りも紅葉を身近に感じるようになりました。
10月下旬は生徒さんが伴奏される機会があり、
合唱について考える時間もありました。
私は、小学校から高校まで合唱部に所属していました。
今は合唱をしていないので、
学校の合唱コンクールを聴くと
「いいなぁ」と思ってしまいます。
静まり返った会場にピアノの音が鳴り始め、
前奏で曲の特徴が表れます。
ひとりひとりの声が集まって、
クラス全体がまとまるとエネルギーを感じるのです。
その声は2度と作れなくて、同じメンバーでも
次に歌う時にはバランスが変わってしまいます。
一瞬を切り取ったような時間に魅力を感じます。
伴奏をする生徒さんには、
前奏でどんな内容を考えているか聞きますし、
クラスのみんなの歌詞の解釈についても尋ねます。
せっかく日本語の歌詞で歌うのだから、
言葉に合わせた演奏を考えて欲しい。
その活動過程を
あとで振り返って懐かしく思うはずです。