連休が終わり、発表会後のレッスンが始まります。
生徒さんと振り返りながら、教本やテクニック、
グレード受験へ向けて準備を進めます。
事務作業が減り自由に使える時間も増えてきました。
音楽之友社のムジカノーヴァを読みながら、
記事で扱われている曲を弾き、
紹介されている演奏家の録音を聴きます。
5月号は青柳いづみこさんの
「近年の研究に基づくショパン演奏の傾向」という特集で
ラウール・コチャルスキの演奏がありました。
稼働している昭和音楽大学附属音楽教室では、
ナクソス・ミュージックライブラリーを
利用できますので演奏家名で検索して聴いてみると、
先日の発表会で講師演奏曲として弾いた曲があり
興味深く聴きます。
それだけでは飽き足らず
同じ演奏家のアルバムを聴き始めます。
理論の本も再び読み始めました。
ヤマハ音楽振興会の合唱編作を読んでいて、
「素材が人声である」
「アマチュアの合唱団を想定した上で考える」
という文章が何回か出てきて本当にそうだなと思います。
以前も読んでいる文章のはずですが、
納得感が変わっている自分に気づきますし、
今後再び本をめくった際には
更に理解を深めたいと感じます。
読んだだけでは受け身ですが、
見聞きした内容を実際に音に出し、
演奏を聴いて確認する過程が面白いです。
書かれている文章と日頃のレッスンが繋がった瞬間も
嬉しくなって誰かに伝えたくなります。