学校で音楽行事の
準備が進んでいる様子が伝わってきます。
生徒さんや通われている先生方が
伴奏の練習を始めました。
お子さんだけでなく
大人の生徒さんも担当しているのですが、
毎年こうして
学校での発表をお手伝いできるのは嬉しいです。

今の時期にお声がかかるのは
音楽祭や合唱コンクールが多いです。
オーディションがあるなら、
可能な限り短期間で終わりまで読むように勧めます。
「次のレッスンで教えてもらおう」
「右手を弾いてから左手を弾こう」
など考えず、できるだけ両手で通します。
全体を眺めてから細かい部分に取り組んで欲しいです。

大体弾けた状態で完成と思う人が多いですが、
弾けてからすることはたくさんあります。
合唱は私が歌っても弾けるかどうか試しますし、
メトロノームやリズムに合わせても
速さを保てるか確認します。
音楽が変わった部分を表現できるかも、
伴奏者の役割です。

本番は体育館やホールで開催されますから、
後ろの人まで聴こえる音を鳴らせるか
身体の使い方もチェックが必要です。
場所によっては
声や楽器の音が遅れて戻ってくる場合もありますから、
リハーサルで耳を澄まように
小学校中学年でも伝えます。
ミスを怖がる人もいますから、
止まったらどのように対応するか改善点を考えます。

せっかくいただいた演奏を披露する機会です。
どうせなら、次へ繋がる成長のきっかけと捉えて
レッスンしていきます。