もう少しで夏休みも終わりますね。
長期休暇ならではというか、先日たまたま
お家の方のお迎えを待つ間、
庭で生徒さんと一緒に虫を観察しました。
初めて入会された生徒さんがくださった
紫陽花が立派に大きく育っています。
葉の裏に蝉の抜け殻があったのを思い出し
「ここにふたつもあるんだよ」
と紹介しました。
生徒さんは、
「背中に切れ目が入っているけれど、
目の色が違うからまだ中にいるよ」
と教えてくれます。
すると、私たちの上空を蝉が横切り、
杉の木の葉に突っ込みました。
「なんだろうね、今の」
「どうしたのかな」
と話します。
入会して半年でずいぶん慣れてくれているな
と接していて感じられます。
お家の方が迎えにいらっしゃる少しの間でしたが、
日頃庭でゆっくり過ごさない私にとっては、
緑や虫を見て気分転換ができました。
その後のレッスンで、
観察した様子を伝えることも多いです。
蝉がじっと耐える様子や
突然現れて動かなくなる表現は、
楽譜上どちらもフォルテかもしれません。
ひとりひとりの生徒さんと
夏休み明けのレッスンで
体験した出来事を伝え合えたら嬉しいです。