宮城県栗原市築館 みさきピアノ教室

弾けたらいいな…を弾けた!にしましょう
違った形で弾いてみよう
2024/08/30 公開

弾けるようになりたい曲がある場合、
楽譜を見た通りに弾く練習が多いのでは
と日頃のレッスンで感じています。
早く弾けるようになりたい時こそ、
違った練習が効果的です。

まだ流れが良くない段階では、
音楽を理解するために、
メロディーを把握しましょう。
和音に旋律が含まれるものは、
単音にして演奏します。
吹く楽器や歌ならと想定し
息継ぎができているか確認して、
息を吸うタイミングで鍵盤から手を離すようにします。

メロディーに慣れてきたら、
伴奏を付けてみましょう。
ヒントは楽譜にあります。
和音でも構いませんので、
考えてみましょう。
自分が決めた伴奏は和音だけれども
楽譜のリズムだと進むように聴こえる、
音が多いと迫力が出るなど、
色々と発見があるはずです。
伴奏が休符になっていいる箇所は、
何の和音が入るのか考えてみると、
数種類浮かぶかもしれませんね。
作曲者が休符を使っている理由が
隠れているかもしれません。

少し進んだ楽譜だと、
片方の手でいくつもの楽器に分かれている
曲があります。
その部分だけ取り出して確認しましょう。
両手で練習していた際には
聴こえにくかった音の可能性が高いです。
メロディーを重ねてみると、
一緒の動きをしていたり
追いかけていることもあります。
見つけたら、
聴いている人に知らせたいですね。

楽譜を読みながら、
いくつの楽器で演奏しているのかな
と思いを巡らせてみたいです。