宮城県栗原市築館 みさきピアノ教室

弾けたらいいな…を弾けた!にしましょう
学校の伴奏
2024/09/09 公開

現在、学校の伴奏やオーディションに
挑戦中の生徒さんが多いです。
楽譜を渡されて2週目くらいになると、
終わりまで通して弾けるようになっています。
どうして難しい楽譜を読めるのかなと考えてみると、
発表会の選曲に理由がありそうです。

日頃のレッスンでは、
幅広い時代の楽譜を読んでもらえるように
心がけています。
発表会は、弾きたい曲があれば
自由に選んでもらいます。
今回取り組んでいる生徒さん方は、
毎年の発表会で自分に課題を作って向き合っていました。
新しいリズム、調性、
教本よりもレベルが高く長い曲など、
頑張って乗り越えてきた人達です。
学校から受け取った曲をこなしている様子を見ると、
力試しをしているようで嬉しくなります。

楽譜を間違いなく読めたら、
弾きやすい指使いを考え、全体のバランスを確認します。
ペダルの踏み方も細かく伝える必要があります。
歌や合奏の楽譜にも目を向けてもらい、
一緒のリズムやメロディーになる楽器に注目します。
歌を手伝うという考え方も知らせます。
「この音があると合図になり、入りやすくなるよ」
と皆が楽になる方法を教えます。

私も実際に演奏して、「音楽が変わったら
弾き方を変えて雰囲気を作っていきたいね。」
と未来の希望を伝えます。
余裕が要ることですし、
相当読み込んでいなければ表現できません。
大変だけれど、オーデションや伴奏をきっかけにして
これまで積み上げてきたピアノをより一層楽しんでほしい
と思ってサポートします。