宮城県栗原市築館 みさきピアノ教室

弾けたらいいな…を弾けた!にしましょう
新しい本
2024/10/11 公開
生徒さんが想像を超えた集中力を発揮する時、
今すぐに浮かぶひとつ目はオーデションで、
ふたつ目は新しい本へ進むタイミングです。
学校の伴奏者を選ぶオーデションについては
よくブログにまとめているので、
今回は楽譜が変わる際のお話をします。

入会して半年の生徒さんが、
ピアノひけるよ!ジュニア1(ドレミ楽譜出版社)
の最終曲「赤い川の谷間」(アメリカ民謡)
に取り組むことになりました。
この曲はなかなか難しく、
「最後だからね」と言って時間をかけています。
アウフタクトと言う不完全な小節から始まり、
タイの記号を読み音符の長さを数えます。
大きなまとまりの歌詞を表現できるかどうかも重要です。

入会半年の生徒さん、
1週目で様々なチェックポイントをクリアして、
終了証を受け取ってしまいました。
小学生という年齢もあるかもしれませんが、
自然に歌いながら弾いている様子を見て
これは進んでも大丈夫と思えました。

加えて、気迫もありました。
「今週絶対合格して、新しい本をもらう」
という意気込みも感じられます。
そのため、何回も練習したそうです。
頑張った様子がわかって嬉しかったので、
終了証を渡す際に、
「勝利の歌」(ヘンデル作曲)を弾きました。
「表彰式の曲だ」と喜んでいましたね。

ピアノひけるよ!ジュニア2の1曲目は、
「伴奏が面白いんだよ」
と紹介したら、私の真似をして弾いていました。
大人が思う「先生パートは難しい」など
関係ありませんよね。
知っている曲を楽しんで上達している生徒さんです。