ピアノ演奏は、
楽譜を読んで音に出すだけではありません。
間に、どんな音を出すか考える作業が必要です。
音の質まで考えてから身体の使い方を決めます。
ひとりひとり指の強さや筋力に差があり、
動かし方も異なります。
また、想像するためには楽譜を読み取る能力も
求められるでしょう。
わかっている人に説明してもらえれば上達は速いですが、
話を聴いただけではなく
腑に落ちたかどうかが演奏に表れます。
自ら理解した時に初めて
今後も使える技術として定着するはずです。
決して長期間ピアノを弾いている生徒さんの
話題だけではありません。
入会して1年に満たないお子さんにも同じことが言えます。
発表会で弾きたい曲をジブリの曲集から
選んでいる男の子は、
ドレミが書かれているためか
ほぼ好きな曲を弾けてしまいます。
4月の本番へ向けて候補曲が何曲もある状態です。
本人曰く暗い曲が好きなようで、
「君をのせて」(天空の城ラピュタ)
「あの日の川」(千と千尋の神隠し)
どちらも久石譲作曲ですが、
そのような曲をとても雰囲気良く弾いています。
どうやら知っている曲なので
こう弾きたいというイメージが明確なのだそうです。
始まりの音に惹きつけられるので、
一緒にレッスンを待っているお兄さんも
聴いているのがわかります。
とても良いから、2曲のうちどちらかにしたら
と薦めていますが、決められずに
定番の明るい曲へ興味が移っていました。
本当に音楽が好きで取り組んでいる様子が伝わり、
私も初心にかえります。