先月末、東京へレッスンを受けに行って来ました。
シューマンの謝肉祭やベートーヴェンのソナタを
みていただいて感じたことがあります。
それは、弾けるようになるのはどういう状態か
という疑問です。
私は流れ良く弾ける準備をして持って行ったのですが、
それが結果的によくなかったと反省しています。
間違えないように、つまずかないように練習する場合、
指定の速さですらすら流れる演奏を目指してしまいます。
ある程度形になってレッスンを受けたところ、
先生が理由を細かく解説してくださり
その通りに表現しようとすると途端に流れは滞ります。
今まで慣れてきた癖が新しい動きの邪魔をするようです。
教わった内容を取り入れると弾きにくくなるのです。
一度仕上げたものを壊しているので
非効率に感じるかもしれませんが、
この経験は普段指導している私にとって貴重です。
生徒さんの気持ちが体験できるからです。
もちろん私が曲に取り組む前に判断できれば
やり直す必要はないのですが、
さすがに90代の先生にはまだまだ及ばず、
気づかない所が多々あります。
新しい情報を取り入れるともどかしさもありますが、
次第に楽しくなってくるのです。
今は学んだ音楽を自分の技術に獲得できるか試しています。