5月末、休講期間に読み進めていた

理論の本が終わりました。

どの本も知っている内容から始まり、

中ごろまで来れば、

だんだんと手応えを感じるようになります。

やがて終わりが近づくと、

難しいなと思う難易度へ変化していきました。

終わってしまうとなんだか寂しいものです。

レッスンが再開すると、早速使える機会が訪れます。

質問があれば裏付けのある説明が出来ますし、

困っている箇所があればアドバイスを話せます。

脳がフル回転しているようです。

休み中は、いつ使うかわからない知識を

引き出しに収納していたような感覚でしたが、

演奏を聴かせてもらった途端に

何が必要かひらめくので、

取捨選択して伝えられます。

私が話したこと、演奏した音楽によって、

生徒さんが笑顔になり、

前向きに取り組んでくれる姿が

なにより嬉しいです。

ひとこと言われてすぐに対応する人は、

よほど練習しているのです。

大変な時でも、

ピアノを楽しんでいてくれたのが幸せです。

以前通りのレッスンに戻せるわけでは無いので、

状況をみながら

予防の度合いを変えていかなければなりませんね。

「いつお休みになるかわからない」

そういう気持ちで

1回1回のレッスンに向き合っていきたいものです。