【表現】は色々な分野で使われる
例えば絵画にしても踊りにしても【技術】の上に成り立つのが【表現】である
その中でも特に興味深いのが「料理」
至福の一皿は、味はもちろん見た目だって美しい。
私も料理する事が好きでよく色々なものを作るのだが
調味料の組み合わせや配分、見た目も味もイメージしてるものに近づけるにはどう調理していくかを考えながら作業するのが、すごく楽しくて集中もする。
ある意味ストレス発散にもなっている
見た目が美しいだけではダメ。
食べて美味しくあるには、やはり基礎的な技術も必要。
もっと言えば美味しいだけではなく
隠し味に使うもの、甘味を引き立たせる為に塩を使う、など美味しさの次に楽しさや感動があると素敵な一品になる
そういった意味で料理と音楽はとても似ている
ピアノも基礎の技術(指の独立、手首や身体の使い方、ペダリングなど)
が備わってそこから表現(強弱、テンポ、タッチなど)へと繋げて
初めて聴いてる人に【伝わる音楽】となるのだ
写真は先日いただいたイタリアンシェフの作るドルチェ
無農薬ミネラル栽培で育ててる野菜の芽吹いた時の感動がインスピレーションされ、表現されている
土に見立てたナッツやココアのクランブルから
顔を覗かせるカシスとほうじ茶のムース
ラムレーズンと酒粕のジェラート
素材の組み合わせが面白いのはもちろん
この一皿に物語が詰まっていて、それがちゃんと伝わるドルチェとなっている