〜仕上がってたはずなのに演奏が崩れ始めたら〜
「早く本番来ないかな~」とワクワクしている子もいれば「あと◯日しかない‼︎ヤバいどうしよう…」と焦っている子など、色々なお子さんがおられるでしょう。
習い始めて何年か経つと曲が複雑になるため、練習を頑張っているのに弾けば弾くほど演奏が崩れてくる悪夢のような現象が起きる事があります。
なぜ練習しているのに、急に弾けなくなったの?とみんな焦ります。
あれっ?何かがおかしい、下手になった?と思ったときは、次の対処法をお勧めします。
① 知らず知らずのうちに焦りや緊張から力みが出ていませんか?
肩をストンと落として息を吐いて無駄な力を抜きましょう。
② 椅子の高さや位置は大丈夫ですか?
体が鍵盤に近づきすぎていたり、高さが合っていないと鍵盤を見る視界や腕の可動域が狭くなったり、また手首が固くなってうまく弾けない原因になります。
③上記の①、②をチェックして「さあ弾くぞ!」と意気込んでいつもの速さで通すのはNGです。ひたすらゆっくり弾きましょう。いつもの速さで何度繰り返しても弾き崩れを起こしている時は、上達はおろか逆効果です。ガツガツ弾かずにゆっくり弾くこと。本番まで日にちがあれば違う曲を弾くなどして本番の曲を寝かせる選択もあります。
弾き崩れるのは今まで頑張って練習した証でもあります。今までたくさん練習してきたのですから、ゆっくり練習することで指は動かなくなったりしませんし、少しの間曲と距離を置いても忘れてしまったりはしません。是非試してみて下さい。
やるだけやったらあとは度胸です。
本番は緊張するものですが、それに負けない自信と集中力で晴れのステージに立って下さいね♪
「ステージで演奏する」ということは、学校生活でも体験できない非日常体験です。
この特別な体験が今後のお子様のご成長に大きく役立ち、ご本人、ご家族の皆様にとって良い記念の機会となりますよう心から祈っております。