いよいよ5年に一度、ポーランドのワルシャワで開催されるショパン国際ピアノコンクールの本大会が、10/3(金)に始まりました。世界最高峰のピアノコンクールとして有名ですが、若手ピアニストの登竜門としてそれはそれは熱い戦いが繰り広げられるのです。前回大会はコロナの関係で1年遅れの開催となりましたが、2位に反田恭平さん、4位に小林愛実さんと、日本人の大活躍が記憶に新しいですね。
思い起こせば、私がニューヨークへ留学していた時もこの盛り上がりはあって、本大会期間中、ニューヨークのカーネギーホールで行われた同コンクール優勝者の故マウリツィオ・ポリーニのリサイタルに行った時のことですが、ほぼショパンプログラムで、アンコールもショパンを何曲も弾いてくださる大サービスに、会場中が盛り上がったことは忘れられません。とにかく世界中が注目するコンクールです。
意外と知られていないのですが、ピアノコンクールはピアノメーカーの戦いでもあるので、世界最高峰コンクールともなればもう大変!どれだけそのメーカーのピアノが露出されるか、ピアノメーカーは何年もかけて準備してチームで乗り込んで行くのです。
今年8月末、ヤマハ銀座ホールで今回の本大会に参加される8名の方々のコンサートが2夜連続であって、御招待枠を両日いただいたき行って参りました。既に戦いは始まっている、という感じでしたが、頑張って行って来て〜!という気持ちで、たくさんの拍手でエールを送りました。私は気分はもうワルシャワでした。
ショパン国際ピアノコンクール本大会は、一次予選から本選まで3週間の長丁場となりますが、最近ではYouTubeで配信されますので現地に行かなくても視聴することはできます。私も全て聴かせていただきますので、朝から晩までお皿を洗う時も歯を磨く時も聴いています(そうしないと全部聴き終わりません)。という感じで3週間、我が家では一日中ショパンですから、だいたい半分過ぎた頃には、一緒に暮らす家族は具合が悪くなります(笑)
もし皆さんもご興味ありましたら、ご覧になってみてください。
公式ホームページ
https://www.chopincompetition.pl/en
公式YouTube
https://youtube.com/@chopininstitute?si=fTvn8oYDrZJ_Kjol