たなあみピアノ教室

音楽で心豊かに、ピアノを通して自主性と自己表現を育みます
グランドピアノのメンテナンス
2023/05/28 公開

今週は、ピアノの修理と調整をお願いしました。

私の所有愛器、いつのまにか購入20年経っておりました。


先月の調律の折、調律師さんからハンマーフェルト整形を

お勧めされましたので、切れた高音弦の修理と共に、

お願い致しました。



打鍵によってハンマーフェルトに弦のあとがつくのですが、

長年の蓄積でその溝も段々と深くなります。


そうすると、弦にも負担がかかり、音質も良くないので、

フェルトを削って溝を無くす、というわけです。


表面がきれいになったハンマーで打鍵すると、実は、

音質も弾き心地も良くはありません。


出る音はモヤモヤ〜、モコモコ〜、とした籠もったような音や、

逆にキンキンと鋭く響く音になったりして、

弾いていて心地よくないのです。


❓本末転倒では❓


と思うかもですが、ここからまた弾いていくうちに適度な溝ができて、

音がスッキリと美しくなってくれるようになるのです。


面白いでしょ?


なので、新品の時はこれに近い状態なので、

どんどん弾いて自分の音にしていくんですよ♫


このピアノも買ったばかりの時は思うような音が出なくて、

しかもコンクール前だったこともあって、

弾きながら少しストレスも感じました。。


馴染むまで数年かかったかな〜。


それから早20年、まだまだしっかり活躍してくれています。✨


アコースティックピアノは、メンテナンスをすれば、

〇十年と保ちます。


コスパよくないですか??


しかも、ここだけの話、断然上達度合いが違う!?


梅雨前ですが、雨も多いので除湿機を出しました。



神経質になる必要はありませんが、

生徒さんにいつも良い状態で気持ちよく弾いてもらうために、

そしてピアノの長持ちの為にも、

温度&湿度管理に気をつけています。

☀☔


ピアノをお持ちの皆さんは、ぜひ、

除湿剤や空調設備で工夫してみてくださいね。