今週は、ピアノの修理と調整をお願いしました。
私の所有愛器、いつのまにか購入20年経っておりました。㊗
先月の調律の折、調律師さんからハンマーフェルト整形を
お勧めされましたので、切れた高音弦の修理と共に、
お願い致しました。
打鍵によってハンマーフェルトに弦のあとがつくのですが、
長年の蓄積でその溝も段々と深くなります。
そうすると、弦にも負担がかかり、音質も良くないので、
フェルトを削って溝を無くす、というわけです。
表面がきれいになったハンマーで打鍵すると、実は、
音質も弾き心地も良くはありません。
出る音はモヤモヤ〜、モコモコ〜、とした籠もったような音や、
逆にキンキンと鋭く響く音になったりして、
弾いていて心地よくないのです。
❓本末転倒では❓
と思うかもですが、ここからまた弾いていくうちに適度な溝ができて、
音がスッキリと美しくなってくれるようになるのです。
面白いでしょ?
なので、新品の時はこれに近い状態なので、
どんどん弾いて自分の音にしていくんですよ♫
このピアノも買ったばかりの時は思うような音が出なくて、
しかもコンクール前だったこともあって、
弾きながら少しストレスも感じました。。
馴染むまで数年かかったかな〜。
それから早20年、まだまだしっかり活躍してくれています。✨
アコースティックピアノは、メンテナンスをすれば、
〇十年と保ちます。
コスパよくないですか??
しかも、ここだけの話、断然上達度合いが違う!?
梅雨前ですが、雨も多いので除湿機を出しました。
神経質になる必要はありませんが、
生徒さんにいつも良い状態で気持ちよく弾いてもらうために、
そしてピアノの長持ちの為にも、
温度&湿度管理に気をつけています。
☀☔
ピアノをお持ちの皆さんは、ぜひ、
除湿剤や空調設備で工夫してみてくださいね。