サロンピアノフレンズでは、通信レッスンをスタートしています。

春、緊急事態宣言が発せられた頃から、試験的に行ってみました。

「ステイホーム」が要請された４月５月は、ご自宅に、ご家族みなが、いつも居る時期でした。その中で、大人の方が、ご家族ご在宅の中で、決まったある程度の時間、ピアノを弾くのはなかなか難しいのではないかと思いました。お子様の習い事とは、位置付けが異なりますものね。

そこで、ご自身のご都合がよろしい時間に、数小節弾いて、その演奏動画をご送信いただく、それを私が拝見拝聴して、奏法ポイントを記したレッスンカルテをお送りする、というレッスンスタイルを考えました。

数小節とは、４小節か８小節。曲によっては６小節。音楽は、たいてい４小節単位で流れていきますので、曲の構成に沿って、少しずつ、着実に譜読みを進めていくことができるわけです。そして、このくらいの長さであれば、ゆっくり弾いても１分から３分弱。日常の隙間のような時間に練習できる長さと時間ですし、スマートフォンでの送受信に十分な容量です。レッスン料は、４小節1,000円が基本単位です。

動画は、手指の動きが拝見できれば十分です。そのためにお着替えなさったりお部屋を片付けていただく必要はありません。

数小節を集中的に練習していくことになるので、新しい曲を丁寧にじっくりとさらっていきたい方にはお勧めです。ただし、実際に間近で拝見拝聴している対面レッスンと異なり、手指の細かな動きや音色についてのお伝えには限界があります。この点、ご承知置きください。

レッスンカルテについては、実は、普段の対面レッスンでも、レッスン後、カルテを作成してお送りしています。ご希望の方のみですが、皆様からご希望をいただいています。

対面レッスンでは、スタジオをレンタルしている時間一杯に弾いていただくことを第一にしているので、お伝えしたいことはヤマのようにあります。カルテ作成は、それらをお伝えしたいという思いが講じて始めたものです。

対面レッスン後のカルテもそれなりの分量があるのですが、通信レッスンのカルテは、「レッスンでお伝えしたように」の一言に替わる文章が長くならざるを得ず、カルテの量も増えます。したがって、、通信レッスンは、「長文を読むのが苦にならない方」向きでもありますね！

最後に。通信レッスンは、ご自身のペースで進められるものです。ただ、大人の方々は、日常のご多用さゆえに、日時が決まっているほうが予定が組みやすいという場合もあります。その場合は、「３週間に１回」の目処がお勧めです。「２週間に１回」では、あっという間に次の回が到来してしまいますし、数小節単位のレッスンで「４週間に１回」だとちょっと先が見えません。着実に譜読みを進められるペースをご一緒に思案していきましょう♪