皆さまへご報告が遅くなりましたが、今年、初めて富田ぴあの教室の生徒さん6人が会場でのピティナピアノコンペティションに参加されました。春 、課題曲が発表されてからすぐに選曲を行い、練習を始めました。 バロック・クラシック・ロマン・ 近現代の4時代から1曲ずつ、計4曲選曲します。 7月後半の予選で近現代を含む2曲を､本選へ進めた方は8月初めに残りの2曲を演奏します。基礎練習から日々がんばり、 なんとお2人、A.Sちゃん (年長)とT.Yくん(小4) が本選に進まれました。本選は八王子市芸術文化会館、 いちょうホールで行われました。 ピアノはスタインウェイです。私も会場で演奏を聴いていましたが、レベルの高さにびっくりしました。 どの子も曲の完成度が高く、魅力的な演奏ばかり。 みんなが全国大会へ行けるのでは、と思うほどです。 緊張してミスをしてしまった子が客席で涙を流していましたが、「いえいえ、本当に素晴らしかったです。 よくがんばりましたね!」と声をかけてあげたいくらいでした。そんな中、 A.Sちゃんが見事､優秀賞を頂きました!あと0.02点で全国大会に行けたそうで、 惜しい！それでも初めての参加で優秀賞とは素晴らしいです。T.Yくんは緊張のあまり1つミスをしてしまいましたが、ご家族の方達が客席で見守る中よくがんばりました！本選には残念ながら進めなかった4人の生徒さんの成長も、目を見張るほどでした。コンペに参加された皆さま、数ヶ月ピアノと真摯に向き合ってがんばってこられたことに、大きな拍手を送りたいです。ご家族の皆さまのご協力にも、感謝いたします。 普段はある程度弾けたら合格とする曲も、コンペでは長い時間をかけて仕上げます。どうしたらもっと豊かな演奏になるのか研究し、手のフォームを根本から直したり、細かい音も粒を揃えて美しく弾けるように練習を続けました。LINEに動画を送って頂いて、添削してお返ししたり、コロナ渦でしたが、2グループに分けて弾き合い会も2回行いました。みんなが自分のこれからの課題や来年度への目標が見えたり、会場での素晴らしい演奏を聴いて、豊かな演奏とは、心がゆさぶられる演奏とはどういうものなのかわかり、素晴らしい経験をされました。私自身も、本当に多くのことを一緒に勉強させて頂きました。 ある程度自分の指導が間違っていなかったこと。 そして今まではこの程度弾ければ､ と線引きしていたところがありましたが、 子供達は難しいと思うレベルでも教えれば限りなくレベルの高い演奏が出来ることもわかりました。 基礎練習の大切さも感じました。今回コロナ渦でもあり、同じ課題曲を動画でチャレンジして下さった生徒さんも3人いらっしゃいます。 動画での参加も、満足のゆく動画が撮れるまで何回もチャレンジするので大変な作業ですが、きちんと曲を仕上げるという点で本当に良い勉強になります。また来年度に向けて､ コンペにぜひ挑戦したいと思われる生徒さんには､ それぞれの課題を克服しながら一緒にがんばっていきたいと思います。ただ、何よりも一番大事なことは、音楽を楽しむ心!富田ぴあの教室の皆さま、 引き続きピアノと共に、素敵な芸術の秋をお過ごし下さい。最後に、本選で優秀賞を頂いたA.Sちゃんが賞状とトロフィーを見せて下さったので、 お写真を載せさせて頂きます。