ブラームスとハイドンがとても好きだとお話くださり、沢山の視点をいただいています。
インヴェンション13番のレッスンで時間切れとなってしまいましたのでLINEで♫
ウァンと、短い音型にうねりというか抑揚がついてしまっている、、と指摘しましたが、和声(ミラド)や(シミシレ)を感じて色というかグラデーションをつけようという意識は良いです。
ただ、バッハの音楽はドイツ語から来ていること、また四期のなかでもバロックは、ロマン派のようなうねる感じには演奏しません。
フレーズのどの音に向かっていくか?で、段階的に抑揚を作ります。
この、どの音に向かっているのか?は、〇〇さんは音楽的感性をもってらっしゃるので、わかると思います。楽典そして和声など学びだすと、もっと納得できると思います。
各声部で向かう音が違うこと。旋律がずれていく、交差するなど複雑に絡み合う。対位法の花が咲くという表現をきいた事がありますが、ポリフォニーの縦割りで割り切れない、ニュアンスなのだと思います。
さて
短い音型がウァンとしてしまうと、肝心の到達点の音が引っ込みがちです。
その音型が向かう音はキチンと然るべきイントネーションで収まるはず。
フレーズの、その連なりで歌いあげていきましょう♫
同じ音型、呼応しているメロディなど見つけていきます。
呼応は、質疑応答的な短いフレーズです。
小さな子にも、伝わるような簡単な例だと
レミ ソファ、ドシ ファミ
ドミドミ ソラソ→ドミドミ ファレド。
同じ音型旋律など、フレーズの語尾をどう演奏するか。
曲中、各声部にまたがり複雑に展開していきます。
呼応している箇所を探す等は、譜読みの宝探しの手法です。半音階や反復進行、、、主音に向かうキーノートを見つける。
バッハをしっかり譜読みしていくことは、すべての作曲家の作品の勉強に繋がりますので、今後少しずつ、楽典など学びながらやっていきましょう。
様々な要素、パターンを対比させていきます。
それらを大中、小のボックスをどう配分するか。
譜読みの宝探しをして、フレーズの呼応をみて、
曲全体を見渡し、頂点となるところから配置を考えて、引き算していきます。
では次回レッスンで♫