谷内彩子ピアノレッスン

いつも心に音楽を♫
グランミューズ部門
2023/03/05 公開

2月18日、グランミューズ部門の入賞者演奏会に行ってきました♫

プログラムのご挨拶に

1990年に大人の愛好家のための部門としてスタートしたグランミューズ部門(当時はシニア部門)とあり、今年は34回目を迎えるとのこと。

私が初めてチャレンジしたのは2021年夏でA1カテゴリーでした。

こういう大人が出るようなコンクール、今は沢山あるけれど、、、

始めたのはピティナじゃないかしら?と聞いたことがあります。

今こうして「自由曲で参加できるコンクールとして親しまれ、多様な挑戦ができる場として成熟しました」

「すごいことだな!」と思いました。

1990年、私は高校生。体重は現在より確実に20キロは少なかったです(汗)(反田さんもショパコンインタビューでお話されてましたが、体格はピアノ演奏に重要です)

その当時に憧れのコンクールは、予選からショパンエチュードを10曲、8曲?(なんと険しい高い山!!)弾けなくてはならず、、、2曲でゼーハーしていた私には絶対無理(涙)

また、初めて聴いたショパンエチュードのCD演奏がポリーニ!その衝撃ときたら、、、!!

「ギブアップ」とは、このことね!そんな心境でした。

好きな曲以外は、たいして練習もしていませんでしたが

やる気がないことは、なかったけれど

「あの山」を登る気力は湧かず、、、

ただ鬱々とするものは心の隅にいつもあり、、

大人になったら、練習しなきゃいけない日々から解放されたら、どんなにいいだろうと思っていました。

それがまさか○十年経ち、世の中も移り変わり、、

こんなに「弾きたい人」になっているとは。

指導者ライセンス、学び直しの機会をいただきましたが、その後グランミューズ部門のほうに行くとは、、、人生って面白いですね。

当時の私に「だから、ちゃんと練習して頂戴!!」と言いたいです。

この日、入賞された皆様の演奏に、また勇気や今後に繋がるヒントをいただきました。

今年は、昨年度弾いた曲も、わかりかけてきた立体感、ハーモニーで弾きたい。

3度目の今年夏も、A1カテゴリーでチャレンジします。

A1カテゴリーの条件が、大学卒業後の23歳以上からで、当時の私の心境と重なること、また以前チャレンジした2回ともA1カテゴリーでしたが、予選から感動する演奏に立ち会えたことが理由でしょうか。(コロナ禍で自分の出演するグループしか聴けなかった)

コンペティションに参加意義を見出すことに、講評も理由の1つに挙げられます。

ステップでいただく講評とは、また違った観点から

厳しい批評もあります。

点数も合否も出ます。

でも

講評と点数という組み合わせだからこそ、審査員の先生方のメッセージが響きます。

時には、新しいエッセンスを汲み取ることができる事もあります。

この壁を越える為のヒントをいただいた事も、あります。

目下結果も、自分が成長できる「きっかけ」と考えましょう。

結果ありきで臨んだら、自分が苦しいし、変な失敗をします!(始めの音から外すとか汗)

何事も、なにがしかの結果について、どう捉えるか、どう生かしていくか考えて、それで自分が変わるかなと思う今日この頃。

私は、志が同じ方々と、ステージで演奏する。

自分の想いをピアノ演奏にのせることができる。

それがグランミューズ部門の醍醐味と考えます。

大人になったからこそ、わかった醍醐味なのかもしれません♫