2月18日、グランミューズ部門の入賞者演奏会に行ってきました♫
プログラムのご挨拶に
1990年に大人の愛好家のための部門としてスタートしたグランミューズ部門(当時はシニア部門)とあり、今年は34回目を迎えるとのこと。
私が初めてチャレンジしたのは2021年夏でA1カテゴリーでした。
こういう大人が出るようなコンクール、今は沢山あるけれど、、、
始めたのはピティナじゃないかしら?と聞いたことがあります。
今こうして「自由曲で参加できるコンクールとして親しまれ、多様な挑戦ができる場として成熟しました」
「すごいことだな!」と思いました。
1990年、私は高校生。体重は現在より確実に20キロは少なかったです(汗)(反田さんもショパコンインタビューでお話されてましたが、体格はピアノ演奏に重要です)
その当時に憧れのコンクールは、予選からショパンエチュードを10曲、8曲?(なんと険しい高い山!!)弾けなくてはならず、、、2曲でゼーハーしていた私には絶対無理(涙)
また、初めて聴いたショパンエチュードのCD演奏がポリーニ!その衝撃ときたら、、、!!
「ギブアップ」とは、このことね!そんな心境でした。
好きな曲以外は、たいして練習もしていませんでしたが
やる気がないことは、なかったけれど
「あの山」を登る気力は湧かず、、、
ただ鬱々とするものは心の隅にいつもあり、、
大人になったら、練習しなきゃいけない日々から解放されたら、どんなにいいだろうと思っていました。
それがまさか○十年経ち、世の中も移り変わり、、
こんなに「弾きたい人」になっているとは。
指導者ライセンス、学び直しの機会をいただきましたが、その後グランミューズ部門のほうに行くとは、、、人生って面白いですね。
当時の私に「だから、ちゃんと練習して頂戴!!」と言いたいです。
この日、入賞された皆様の演奏に、また勇気や今後に繋がるヒントをいただきました。
今年は、昨年度弾いた曲も、わかりかけてきた立体感、ハーモニーで弾きたい。
3度目の今年夏も、A1カテゴリーでチャレンジします。
A1カテゴリーの条件が、大学卒業後の23歳以上からで、当時の私の心境と重なること、また以前チャレンジした2回ともA1カテゴリーでしたが、予選から感動する演奏に立ち会えたことが理由でしょうか。(コロナ禍で自分の出演するグループしか聴けなかった)
コンペティションに参加意義を見出すことに、講評も理由の1つに挙げられます。
ステップでいただく講評とは、また違った観点から
厳しい批評もあります。
点数も合否も出ます。
でも
講評と点数という組み合わせだからこそ、審査員の先生方のメッセージが響きます。
時には、新しいエッセンスを汲み取ることができる事もあります。
この壁を越える為のヒントをいただいた事も、あります。
目下結果も、自分が成長できる「きっかけ」と考えましょう。
結果ありきで臨んだら、自分が苦しいし、変な失敗をします!(始めの音から外すとか汗)
何事も、なにがしかの結果について、どう捉えるか、どう生かしていくか考えて、それで自分が変わるかなと思う今日この頃。
私は、志が同じ方々と、ステージで演奏する。
自分の想いをピアノ演奏にのせることができる。
それがグランミューズ部門の醍醐味と考えます。
大人になったからこそ、わかった醍醐味なのかもしれません♫