音大生の頃からレッスンしていました。
当時、必ず使用していたのは「バーナム」と「ピアノの森」。
「バーナム」。。。棒人間の挿絵が秀逸!!子供ゴコロよくわかってるなぁ!
「なんでオメメがないの?」小さな生徒さんの食いつき?がよくて(笑笑)楽譜をよく見てくれます(笑)
棒人間、その曲の「動き」や「曲調」に合ったものとなっていて、生徒さんと楽しく絵を見て音にしてみよう!とレッスンしていました。顔を描いたり(短調には悲しいお顔)、動きに合わせて波打つ髪型にしたり、、、和音押さえた右手が跳び箱、左手さんが、○○ちゃんで跳ぶよ〜
いろんな音楽の動き、言葉説明のヒントも沢山でした。
4小節構成、五線と音符も、大きすぎず小さいわけでもなく、絶妙な大きさなのが素晴らしかったです。全体を見渡すのに程よい視界です。
「ピアノの森」。。。挿絵の入るバランス、曲構成コード進行がシンプル、パターンが決まっていて左手の伴奏系の動きを学びやすい。
「ラーニング トゥ プレイ」も使っていました。余白が多くグイグイ来ないのがいい感じ。
「トンプソン」は、日本語歌詞とメロディのフレージングが絶妙です。
ソルフェージュは
呉暁先生の「リズムとソルフェージュ」です!
そのまま楽譜どおりでもよいけど、いろんな応用がし易い!
かえるの歌+⑤番のリズムうちながら歌う。
10番のリズムを両手ドミソ和音、四分音符のところはミ♭にしてみよう、とか。
音あて、弾き歌う(音域の幅、運指の勉強にもなります)、左手で拍数えながら歌う、和音伴奏で歌う、小節はじめの一音のみ弾いて歌う、ブレスして良いところは休符、あとはどこかな?フレーズの勉強もできました。
ドイツ音名で書いてきてね、メロディにあう和音を書き足してきてね(TSDT)と宿題も出しやすかった。
「才能を育てる子供のソルフェージュ上下」は私も小学生時代に全部歌いました♫素敵な曲が沢山だし和音記号がついていて、弾き歌いするうちに響きのパターンが身につきます(ピアノ先生!)
また、9回まで続いた門下生発表会では、必ずソロ+連弾曲を皆さん弾きましたので、連弾もレッスン曲でした。
さて、現在。
上記のテキストを使う生徒さんもいらっしゃいますが、選択肢が増えました。
バスティン、みんな大好きリズムの本、バイエル(小分けになっていたり、いろんな挿絵バージョンもあって)、ぴあのどりーむ、ピアノランド、、、などなど。
それぞれ表紙や挿絵の画風といいますか、生徒さんのお好みがあり、結構、大事なセレクトポイントです。
そして、もちろん、Miyoshiピアノ・メソード。
初めて楽譜を開いたとき、その爽やかな印象(余白、五線と音符の大きさ、字体)にまず「素敵な楽譜だな」と思いました。ピアノの先生としての、楽譜をパラッと開いての第一印象、直感。
まず、1巻。
ピアノと仲良くなる。絵本の中1シーンだったり、シールを使ってもいいし、言葉をつけて歌ったり、他の楽器(私の教室では太鼓やサウンドブロック)と合わせて「音色を聴く」耳を開く一歩となればと思います。
ピアノ導入期。
一番低い音から高い音まで、グランドピアノの大きさを体感する、はじめの一歩。
ピアノの最大の魅力は、音域の広いハーモニーを体感できること。
素晴らしいハーモニーの世界を、はじめの一歩から感じてほしいです♫
どんなテキストも、生徒さんそれぞれドラマがあります。
その生徒さんに合うかな?慎重に選んでも数曲やって、あれれ?
次はどうかな?(想定通りといかないこと多々)
でも
レシピ通りでなくても、構わないと思います。(ピアノの先生は気負わずに!)
ピアノが楽しく続けられるように。テキストの先生もピアノの先生も願いは同じですから。
ピアノの先生の私(音大生からブランクも入れると33年です笑笑)が、いくらそのレシピが「良い」と思っても
実際に美味しいお料理ができるかは
明言できません。
1冊で、出来るわけない。決まるわけない。
想定外なことがあるから、ドラマティックで楽しいと思います♪♪