先程、グランミューズ部門A1カテゴリー、地区本選終わりました。
A1カテゴリーは予選本選で、違う時代の作品を弾かなければいけません。つまり、2曲は用意する必要があります。
今年の予選は、1度目モーツァルトのソナタで予選奨励賞で通過ならず、、、
2度目はメンデルスゾーンの「フーガ」では予選優秀賞いただけ、通過できました!
モーツァルト、、、なんと1番上の点数でこれまでグランミューズでいただいたことがない8.7点をいただけました。(2度目予選のメンデルスゾーンでは8.8をつけてくださった先生もいらっしゃいました)
相当な緊張感の中、大好きなシゲルKAWAIなので安心して気持ちを乗せることが出来ました。
モーツァルト講評、表現について褒めてくださる先生方が沢山いらっしゃり、昨秋から取り組み始めて、楽譜を読みキャラクターを音色で表現する手応えも掴みつつ有りました。
ただ、、、モーツァルトでの本番は、本当に怖かった。。
予選の数日前から息も浅くなり、1週間前から細かい音やトリルが嵌まらなくなり、、、寿命が縮まる思いをしました(汗)
それもあって、もしメンデルスゾーンで通過できたら、地区本選は「ワルトシュタイン」にしたいと貴子先生に相談して、7月末のステップ締切に合わせて、6月中旬に決めていました。
7/1に通過してから、ワルトシュタインにガッチリ取り組みました!!
ワルトシュタイン1楽章、これまで断続的に弾いています。
一応昨年、2回の予選で弾きましたし、2019年に指導者ライセンス上級でも弾いた1楽章。
今日の地区本選は、初めてとなる中野坂上のベーゼンドルファー。
良い緊張感で弾けたのですが、、、以前弾いたことのある他のベーゼンドルファーのイメージで臨んだのがNGでした。(楽器は個体差があります。それでこそ、アコースティックピアノですが)
音域で音色が違うのか、強弱の差がつけづらく、あと鍵盤にバネのような跳ね返り?を感じました。(私のタッチの傾向と関係あるかと思います)
講評もペダルの指摘(ロマン派のようなペダル使用)が多かったのは、響きを増したい?鍵盤感触?で、つい脚が出たのかなと思います。強弱も普段の練習ではもう少し出来てるのだけどなぁ。(よく聞くセリフ!笑)
もちろん一個人の感想です。
自然に表情豊かな音色を鳴らされてる方もいらっしゃり、もっと弾きたいなピアノでした!
来年は、きちんと地区本選会場を見越して、リハーサル枠で弾いておきたいと思いました。
さて、演奏したワルトシュタイン。
濃い1ヶ月でしたが、名曲です、ベートーヴェンです!
私自身は、この一年の成長の手応えを感じました。
まず、色んな方の音源きいても「なぜそう弾くのか」が楽譜、音型、和声から意図や思考回路が推測できる。ちょっとクセ?強めの解釈や、なぜここで変化つけるのか、なども。
実は、、、
ワルトシュタイン、昨年の1度目予選で7.5がついて、ショックでテンポ設定など迷走し、立て直し効かなくなりました。(昨年はワルトシュタインで2回とも予選奨励賞でした)
「7.5」、、、
2021年初めてのグランミューズ。ブラームスのソナタを弾きましたが、2度目の地区本選で、場に飲まれてしまいました。始めの音から外し、ボロボロとなり、ピアノ歴ワースト1の舞台。
その時でさえ、1番低い点数が7.8でした。
昨年のワルトシュタイン、「なぜ7.5」なのか。
1年経ち、本番控えての先週、7/28ピティナステップの自分の音源を聴いて、やっと、納得がいったこと。
(昨年は、8.0から8.3点の中での7.5点で、ひどい!としか思えなかった。当時師事していた樋口先生は、とても褒めてくださる講評の先生の点数に触れて、ここまで褒めてくださってこの点数ということは、惜しい!と思って書いてくださっている。こんなに褒めてくださっているのに、この方が8.7とか付けてない、それがポイントなのよ、と紐解いてくださいましたが。)
7.5講評の先生は、「速すぎないで。音を弾きっぱなしにせず丁寧に始まりなさってください。多分ご自分が思ってらっしゃる以上にテンポが速くなってしまったのではないか、音型音程を感じて丁寧に確認しながら練習なさってください」
今日は、テンポがだんだん速くなって聴こえたようでした。
ベートーヴェンでそう聴こえては、つまり古典派のルバートに説得力がなければ致命的です。
1ヶ月本選まであると頑張りましたが、取り組み始めると掘り下げる余地が奥行きがどんどん出てきて、時間が足りなかった。
ご指摘いただく点も、頭でわかっても演奏に反映出来ないとだめです。
それでも、弾き終わって自分の演奏の感触はなんとなくわかりますが、今回は意外に爽やかな気持ちでした。
沢山のことを教えてくださった田中貴子先生には、舞台で練習の成果を発揮できずで申し訳ないですが(汗)
点数は、8.0から8.6でした。
緊張感がコンペの間中に緩急あり、、、大人なら真夏のビールを我慢したり(痩せた笑)、緻密な練習計画(練習の精度の大切さ!)を立てたり、、
舞台演奏終わったあと、やって良かった!ピアノを弾いて成長を実感出来る。期間中、色んな感情の起伏はありましたが、終わって充実感がありました。
それに、、、
毎年エントリーし、さらに度々全国大会に進まれる方はもちろん、地区本選で、本選優秀賞や本選奨励賞で、いつもお名前を拝見する方々(真の実力者です!)、コンペ中のピティナステップ、予選会場、本選会場で聴かせていただくグランミューズの方々の演奏。
こうした場で、自分もエントリーしているからこそわかる意義や、弾ける喜び。
また来シーズンも
良い緊張感で、コンペの舞台で弾きたいと思います。地区本選終わった時から、来年夏に向けて選曲が始まります♫
(毎回、本番近くなってくると、何でコンペにエントリーしちゃったかなって思いますが笑笑)
※意図的に点数も書いてますが、これもひと部分に過ぎず、その時その会場、審査員の先生方々、さらには出場者やその曲目、全ての兼ね合いで、幅があると思います。
※やはり寸評(先生方、沢山書いてくださるので、講評と捉えてます)プラス点数と、結果というスタイルは、ダイレクトに響きます。
今日の地区本選、2回の予選、コンペ時での2回のステップでも素晴らしいアドバイス、ご指摘、メッセージをありがとうございました。