パウゼでの7/19の第二回指導法講座は、グランミューズ本選会に向けて練習中でしたので、録画配信で勉強となりました。http://www.editionkawai.jp/blog/2023/04/11/omotesando2023/
このレポートはグランミューズが終わってから書いています。
第二回指導法講座は、9巻10巻。武田真理先生です。
肘や指先の意識や、ピアノを弾くことにどんな視点が必要かを、メソードの練習曲を弾きながらお話くださいます。
そして、9巻『たずねる鏡』、これはもうメソードの域を越えて素晴らしい芸術作品、大好きです、と武田真理先生。
私も2月の演奏会で弾いたので、とても感動しながら演奏、お話を聴かせていただきました。
10巻には、四声体のコラールが。
『こういうものが、メソードに入っているとは何と素晴らしいのでしょう、これはもう本当に感動してしまいます。』と武田真理先生。サラッと弾いてくださるのだけど、深い響きです。
コンペで弾いてきた、メンデルスゾーンのフーガもワルトシュタインの第二主題も、ブラームスのソナタにもコラールがありましたが、私は個人の(例えば作曲家、弾いている私)想いを載せるとして弾いていましたが。
1人1人の声が合わさり調和され、1つの想い(響き)となるコラール、西洋音楽の根底にあるもの。慈愛を彷彿とさせる響きといいますか、武田真理先生の音色で三善晃先生のコラール、私も大好きな「たずねる鏡」と合わせて、何度も聴いてしまいました。
ピアノという楽器は、鍵盤に触れれば意識しなくても音が鳴る、音程も鳴らせる。
だからこそ、「音楽を作る意識」。
Miyoshiピアノ・メソードの奥深さ、もう9巻10巻となると、私達、指導者自身が今弾いている作品と掛け合わせて、ピアノを弾く動作も音色を作る観点も、作品を探るヒントをいただけます。