谷内彩子ピアノレッスン

いつも心に音楽を♫
上野優子さんコンサート
2023/09/18 公開

 上野優子さんコンサート&合同コンサート&アドバイス♫ベヒシュタインセントラム東京

ピアニストの上野優子さん、ピティナ表参道支部主催のプレミアムコンサートでメンター先生としてコメントをいただいたことがあり、ぜひ生演奏を聴いてみたい!と行ってきました。

まさに

ピアノを通して作曲家楽譜と対話する。

緻密に構築されている響き、その醸し出す緊張感が素晴らしかったです!特にベートーヴェン31番ソナタのフーガは繊細だけれど意志の強い深い線が濃淡となる重なる響き、またラフマニノフの鐘はなんとも言えないハーモニー、ホールの空気が変わりました!

合同コンサートの9名の方も、それぞれ皆さん音楽が違って思いが音色で伝わります。小さなピアニストから大人のピアニストまで、上野優子先生のアドバイスや投げかける質問の鋭いこと!熱心な(本当は各2分程度のアドバイス予定かと)アドバイスに時間も押しがちでしたが、出演者も聴講者も大満足な会だったのでは。

質問

「小犬のワルツはどんな風に曲を終わりたい?」「モーツァルトは何を認めて貰いたいと思っていた作曲家?」「左手は嫌い?」「この曲の前の作品番号、なんて作品?どんな状況だった?」「ショパンが最後に書いた曲は知ってますか?」「コーダの部分、どの様に練習していますか?」「リタルダンドとラレンタンドの違いは?リテヌートの意味は?」「3/4と3/2(拍子)の違いは?」「拍感はどう表現するとよいですか?」「この曲アクセント、らしきもの、、何種類ありますか?」

休符やショパンのペダル記号を検証する、リズムとペダル、休符で骨格を打ち出す。フレーズの中の目的地点の設定など、、、ショパン、モーツァルト、シューベルト、シューマン、バッハ、リスト、プロコフィエフどの作曲家にも音楽に臨むにあたり共通する視点。

コーヒータイム歓談、ザールのフルコンや展示されいるベヒシュタインやホフマンを試弾させていただける企画もあり、ピアノ好きにはたまらない至福の時でした。