なんとか無事、締切ギリギリで三善晃コンクール動画部門、提出完了。
プレストで勢いのある曲。とにかくカッコよくて弾きたい!とグランミューズ地区本選終わってから譜読みを始めたものの、音源きいて楽譜を目で追えない(涙)
1ヶ月経っても、テンポで弾いたら6分強の曲を、最後まで弾くのに40分以上かかる(涙)
譜読みがこんなに重くのしかかる感じは、まだインヴェンションを半分くらい弾いた頃でしたかヘンデルの『調子の良い鍛冶屋』以来。。。当時の先生からの宿題として、でした。母は、「こんな難しい曲!?」と思ったそうです。
でも、レコードで聴いたそのホ長調の朗らかな曲調が気に入ってしまい、弾きたいと子供ながらに頑張った覚えがあります。
レッスンはまさに「譜読み」に費やされていたように思います。例えば4の指でソを保持しながら125指でその周りの音を弾く等、、、一応ピアノは素人でも母が運指(アクロバティックでしたが汗)を書いてくれたのを見て、練習はしてありましたが音の保持、間違いなど、弾ける雰囲気はなかなか掴めず、、、レッスンはつまりポリフォニーの指の回路を作ることが目的で、この曲選択だったのかしら?
バイエル後半からピアノの練習ABCやハノン、新しいツェルニー、ツェルニー30番、ソナチネ。当時はメロディと和声パターンで動く左手を、目で耳で覚えたら弾く。だから『調子の良い鍛冶屋』最後のバリエーションまで辿りついた時には、世界が広がりました!
そして
このエネルギー迸るような瞬発力を要するピアノ・ソナタ3楽章。弾けたら、きっと演奏表現の世界が広がるだろうな。
でも
いっこうに弾けそうな兆しが見えなくて、残念だけど、今年中には無理だからコンクールは見送りとなりそうだな、、、と諦めモードでした。練習は捗らなく、違う作品を譜読みしたり、少し離れていました。
それでもMiyoshiピアノ・メソードでは
楽譜をどう読むかの勉強をしている、また三善晃先生の本を読んだり、合唱曲や他の作品を聴いたりして、ある頃に弾いてみたら「意外になんだか手に(頭に)残っているかも」
「なんだかやっと掴めそう!楽しくなってきた」のが、ギリギリ(汗)
動画なんとしても提出したい!が、暗譜とほぼ同時進行となってしまい、動画提出締切間際の数日間は久々にピアノの前で朦朧となりました。。。
Miyosh iピアノ・メソードがご縁で、今年の春からレッスンしていただいている田中貴子先生に「よく頑張ってここまで、まとめました」
その労いのお言葉に、ああ頑張って良かったと学生に返ったような嬉しい気持ちに。こんなに大人となっても、その時に必要な的確なアドバイスをくださり、そして努力を認めてくださる先生の言葉は、こんなにも力になり嬉しいものでした。
これまでは、Miyoshiピアノ・メソードや海の日記帳、どちらかというと爽やかで優しい曲調のイメージだった三善晃先生。
現代曲
作曲家が意図した世界を、どう音楽を捉えていくか。
なぜロマン派と違うのか。
貴子先生に、今後の課題としてその表現についてアドバイスいただきました。
やっとスタートラインです。