谷内彩子ピアノレッスン

いつも心に音楽を♫
好きこそものの上手なれ
2024/02/25 公開

はじめは『一日を2日分にする』なるタイトルで書いたこのブログ、読み返してみて「そういうことが、書きたいわけじゃないのだった」となり、書き足して違うタイトルにしました。

まだ私が小学生のころ。同門で、少し下の○○ちゃん。

私のレッスンの前でしたか、初めてその演奏を聞いた時が出会い、彼女は小2でしたが

宍戸睦郎先生作曲のソナータを演奏、その曲調と相まって身体から音が出てくる様子に、私は釘付けになってしまいました。

「○○ちゃんはね、学校から帰宅したら宿題をやってすぐ2時間寝るのだって。そのあとレッスンを終えたお母さん(ピアノ先生)と2時間みっちり練習するのだって」と母。

早速、当時高学年かな、私もマネしてみました!

オヤツを食べ宿題を済ませ、とにかく2時間ねる。起きる時はとってもツラいのですが、夕食を食べると不思議、覚醒します!!信じられないくらいスッキリした頭で練習できます!

中学生になり、部活動も始まると帰宅したらヘトヘト。宿題は「なるべく学校で終わらせる」←これも当時同門の素晴らしい先輩からきいたワザ。

2時間寝れてないと思いますが、とにかく仮眠的に夕寝し、夜8時位?から練習。練習や諸々済ませると、深夜。さすがに眠い!

でも、学校の宿題はやらねば。眠気ざましに星空を見ると宝石箱をひっくり返したような満天の星空でした!(古き良き田舎の風景)

あの頃はとっても充実していたなぁと思います。

今の小中学生は、昭和と違って、もっと忙しいから2時間寝てから、なんて無理でしょう。

タイムマネージメントや、如何に集中するか。

時間が足りない時の方が「とにかくやるしかない」だからこそ「効率を上げなければ」

なので

ダラダラ弾くなんて勿体なくて、限られた時間で如何に内容濃く練習するか、となってきます。

その時に、必要となってくるのは「音楽の耳」

レッスンでも練習でも、ちゃんと意図された響きが聴けないと、耳で理解できないと、ピアノで表現できない。

また何が意図されているのかを知るために「楽譜」を国語の読解問題よろしく理解できないと、作曲家が作品に込めた奥深い世界の『手がかり』は掴めません。

つまり、音楽の耳なくして、効率よい練習はできません。

とはいえ

そんなこと頭では理解していても、集中できない!こともあります。

心身の成長に伴い、色んな状況を把握できるようになってくる、やらなきゃいけない&やりたい事がたくさん、、、集中するって難しいですね。

パッと気持ちを切り替えるチカラ、大事ですね。

そして

音楽の耳を育てるには、たくさん良い音楽を聴く。良い音楽を自分で奏でる。

つまり、全身で音楽を楽しむことかな、と思います。

まだ、本当に私が小さなころ。父がギターを弾き(禁じられた遊び、だけは通して弾けるんだよねと笑)、私は覚えたての言葉を当てはめて、歌を歌っていたそうです。

そうきけばそう、ギターを抱えた父と笑顔の母を思い出せます。

「それ、なんていうお歌?」と母がきいて、私は「かざり!」と答えたそうです。

子ども向けテレビも大好きでしたし、ギターが好きな父はクラシックも歌謡曲も好きで、童謡のレコードも大きなスピーカーもありました。小さな頃はソファー代わりに、それにもたれていろんな「お話レコード(音楽とジャケット見開きには挿絵)」の世界に浸るのが好きでした。ジャックと豆の木、みにくいアヒルの子、3匹の子ブタ、赤ずきんちゃん、狼と7匹の子山羊。

音楽が語る世界に、惹きこまれました。

これが『今になって弾きたい』原点かな、と思います。

家族が楽しそうに音楽している様子、上の兄弟が練習している様子、一緒に楽しむなど、生活環境は大事かなと思います。

好きなアニメでも、音楽番組でも、ダンスでも。

好きこそものの上手なれ

それが

『耳を育てる』のに、一番自然なスタイルですね♫

(好きなこと、全集中できますよね♫)