久々ピティナ東音ホール、アルニム先生のレッスンを聴講してきました♫
メンデルスゾーンのフーガを弾いているので、厳格なる変奏曲のレッスンが聞きたいキッカケですが
バッハやベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーン、、、ドイツの作曲家が好きなので
『ドイツを感じたい!』でした♫
ベートーヴェン熱情1楽章、ショパンエチュードOp.10-1、ショパンピアノソナタ3番より1楽章、そしてメンデルスゾーン、厳バリ。
素晴らしい受講生の皆さんへのレッスンとアルニム先生の演奏から感じたこと。
(ドイツ語がわかれば、を痛感、、、やはり言語の理解力はレッスンには必須)
まず『グリッサンドのようだけど、1つ1つ音の間を歌うこと、全部の音を聴いて』
その為にも、ゆっくり弾いて練習してと皆さんにこれはお話されてました。
速いパッセージは、勢いまとめて弾いてしまう傾向にあるけれど、音程感を感じる。
アルニム先生は
またモティーフや呼応する音形を、自然に演奏されていました。
全ての声部、音をきちんと把握して、例えば内声の音と外声の音9度など、普段私は『通り過ぎて弾いてしまう』音程。
どこまで、音程間にこだわり、どう響かせるか。
和声の柱や『音の色彩』について、これは大事なこと。
その曲の『調性』がもつイメージや言葉。例えばhmollなら、基本は痛みを感じる、遺言のような、、、で、ショパンソナタのレッスン中にリストロ短調ソナタやフランクのプレリュード、、など曲の冒頭を弾いてイメージを拡げてくださいます。
ショパンが書いたペダルは守ってはいけないですよ(笑)ペダルはハーモニーから読みとる。
厳バリでは
『ゆっくりの場所はゆっくり過ぎず、速いところは速すぎないで弾くと丁度よく歌えるのです』
はじめのテーマを数小節弾かれるだけでもモティーフを呼応させ、声部間をクロスさせる響き、、、
その空間に沁み入っていくのが見えるような音色に包まれた公開レッスンでした!
受講生の皆さんも、その音色を感じとりどんどん演奏が変化していました♫
巣鴨並木通りの桜も満開。
メンデルスゾーンのフーガは3シーズン目ですが(笑)、新鮮な気持ちで楽譜を見ることが出来そうです!