練馬光ヶ丘ステーション主催、池袋オクターブハウスにて、『2022年ピティナ特級グランプリ北村明日人さん第3期マスタークラス/発表会』
参加させていただきました♫
モーツァルトのトルコ行進曲、ショパン小犬のワルツ、バスティンやブルグミュラーのレッスンも聴講でき、自分自身の演奏だけでなく、ピアノの先生としても大変勉強になりました!
特にお子さんのレッスンでは『指先だけでなく身体の動きから』
きちんと様子を見ながら、分かり易い言葉で手を変え品を変え『音を聞き、感覚を掴むまで』ご指導されるレッスン。
私は、メンデルスゾーンのフーガでレッスンをしていただきました。
曲の構造は3年近く弾いているので大分浸透しているつもりでしたが、『楽譜の読み方』!!
流れがちな第二音、dolceでの倚音の効かせ方、細やかな部分での和声の解決、accelerandoのコツ。
そして、e mollのテーマがEdurに辿りつき、祈りのカデンツで結びとなる部分は
実は未だに自分でも『しっくりこない、納得した演奏になってない』でしたが、和声の柱の音形に合った体幹が取れず次の音に流れてしまっていること、またカデンツを聴かせたい解釈など沢山のヒントをいただけました。
メンデルスゾーンの音作り、フーガの意味など究めて演奏に反映するためには、ラインとなるテーマやモティーフに光をあてるだけではなく、楽曲分析をきちんとし『そう弾く理由』も説明できる必要を感じました。
レッスンのあとには、発表会です。
皆の演奏後は、明日人さんの素晴らしい演奏。初めて聞くリースの作品、ベートーヴェンのお弟子で、ベートーヴェンとその周辺作曲家でのCDを出されるそうです✨
シメとして、残り7分間に『質問コーナー』
どうしてそんなに美しい音が出せるのですか?など明日人さんのファンの聴講の方。
そして、私は『指導者として、いま導入に興味があります。どんな風に教わって、どんな気づきから修正、自分の奏法を確立されましたか』
『いまは、どれだけ指先見ないで意識しないで、音のみに集中して弾けるか』
『昔は耳コピ風に弾けていて、楽器同じなのに音色変わるとか、ウソやん?笑
でも、高校生のころソコロフの演奏で身体の使い方だなと気がついた』
などなど、大変興味深いお話を伺いました。
毎月、池袋オクターブハウスにて開催されるマスタークラス。
私も、特にコンペの時などは生徒さんと一緒にレッスンを受けたいと思いました。