ピティナ練馬光ヶ丘ステーションの鎌田裕子先生にご案内いただいて、楽しみにしていた『光が丘美術館での演奏会』
しかもピアノは、美術館所蔵の特別なベーゼンドルファー、ピアニストは瑞々しい樋口一朗さんです。
練馬区に住まい十数年、車で幾度も通った道の脇に、こんな素敵な空間があるなんて!
名楽器ピアノほど個体差があるとは聞きますが、ピアニストや調律師さん、そしてホール空間!
全ての相性のもとに、ハーモニーという素晴らしい響きが生まれます。
ピアノの背景には屏風に描かれた『神の棲む街フィレンツェ』
こんなに物語るピアニシモ、そして雄弁な低音と魅惑的な女性を思わせる高音域!
ベーゼンドルファーと微かに漂うお香、墨絵や屏風絵、釈迦如来像、、
ピアニストの音色と共に、光が丘美術館はパワースポットとなっていました。
そして
樋口一朗さん、初めて聴かせていただきましたが、ファンになってしまいました!
プログラム演目も絶妙で、バッハからリスト、そしてスクリャービン、ショパン。
ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズの興奮の音色冷めやらぬところに、アンコール。
第1曲はモシュコフスキーのエチュード!
あまりに、洒落っ気茶目っ気が溢れんばかりで練習曲と気づかず笑『え?これって弾いた事あるけど、、』
終演後に樋口一朗さんにききましたら『前日にひらめいて』とのことでした!
さすが!!
第2曲はモーツァルト?リストの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
もうこれは、キラキラしていてモーツァルトとリストという天才のコラボがなせる技、それをピアニストが楽譜の音そのものを信じて弾く演奏でした。
今朝の空模様は雨。朝食をすませ、家族の昼食を準備するうちに晴れ間が✨
やっと芸術の秋の訪れを感じる雨と風と光の中、『タイムトリップ』
清々しいエネルギー、いただきました✨