谷内彩子ピアノレッスン

いつも心に音楽を♫
樋口一朗さんピアノリサイタル〜ベーゼンドルファーと旅する響きの世界〜
2024/09/22 公開

 ピティナ練馬光ヶ丘ステーションの鎌田裕子先生にご案内いただいて、楽しみにしていた『光が丘美術館での演奏会』

しかもピアノは、美術館所蔵の特別なベーゼンドルファー、ピアニストは瑞々しい樋口一朗さんです。

練馬区に住まい十数年、車で幾度も通った道の脇に、こんな素敵な空間があるなんて!

名楽器ピアノほど個体差があるとは聞きますが、ピアニストや調律師さん、そしてホール空間!


全ての相性のもとに、ハーモニーという素晴らしい響きが生まれます。

ピアノの背景には屏風に描かれた『神の棲む街フィレンツェ』 

こんなに物語るピアニシモ、そして雄弁な低音と魅惑的な女性を思わせる高音域!

ベーゼンドルファーと微かに漂うお香、墨絵や屏風絵、釈迦如来像、、

ピアニストの音色と共に、光が丘美術館はパワースポットとなっていました。

そして

樋口一朗さん、初めて聴かせていただきましたが、ファンになってしまいました!

プログラム演目も絶妙で、バッハからリスト、そしてスクリャービン、ショパン。

ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズの興奮の音色冷めやらぬところに、アンコール。

第1曲はモシュコフスキーのエチュード!

あまりに、洒落っ気茶目っ気が溢れんばかりで練習曲と気づかず笑『え?これって弾いた事あるけど、、』

終演後に樋口一朗さんにききましたら『前日にひらめいて』とのことでした!

さすが!!

第2曲はモーツァルト?リストの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』

もうこれは、キラキラしていてモーツァルトとリストという天才のコラボがなせる技、それをピアニストが楽譜の音そのものを信じて弾く演奏でした。

今朝の空模様は雨。朝食をすませ、家族の昼食を準備するうちに晴れ間が✨

やっと芸術の秋の訪れを感じる雨と風と光の中、『タイムトリップ』

清々しいエネルギー、いただきました✨