谷内彩子ピアノレッスン

いつも心に音楽を♫
ピティナセミナー『保育者志望者のためのピアノレッスンとは?』
2024/10/22 公開

数年ぶり、ピティナ本部での実地セミナーに参加してきました!今回のテーマには間接的ながらも民間学童でレッスンをしたり、子育て時代に幼稚園教諭の先生方の音楽指導に感嘆したこともあり、またピティナでお馴染みの西本夏生先生にもお会いしたいのもキッカケです。

白梅学園短期大学、長井覚子先生の丁寧な語り口と、西本夏生先生が10年以上携わっている養成校現場での学生さんへのレッスン。

大半の学生さんが『ピアノレッスンは初めて』という中で『弾き歌いできるレベル』まで資格試験や就職試験でのピアノ実技を目指していくことのこと。

養成校によってカリキュラムは様々、たいてい1年次は必修だが2年次は選択となり、つまりピアノ初心者の学生さんでも、1.2年で『伴奏し、弾き歌いレベル』まで、その人なりに習得できる様にと授業レッスンされている。

例えば、必修一年の中でも年間30回授業、90分を2分割し楽典とピアノを、グループ(指導者1対学生数名)で指導し個人レッスンとしては10分!!

これは、相当指導者側もスキルが試されるなと思いました(汗)

西本夏生先生の伴奏で、長井覚子先生と会場受講者は『おべんとう』『あめふりくまのこ』を歌いました!懐かしかったー!!

そして、これを初心者が伴奏弾き歌う難しさ、、、また歌いはじめを園児に『どうぞ』の、掛け声も試験に必須とのこと。これも結構難しいことです。

また、大人になって初めてのピアノレッスンに臨むので、心身の緊張もあり、そうした状況下で『読譜、弾くに伴う運指、歌う』のマルチタスクをどう身につけるか。

その人なりのレベルを目指すとはいえ

短期間かつ保育者志望の皆さんは、『ピアノ』は幼稚園教育要領、保育所保育指針等の、5つある領域の1つ『表現』。。造形で絵を描く試験や他筆記試験の勉強もある。。。

身構えをとり、負担を減らして、楽しく身につけてほしい!!

とても簡単なアレンジでも、原曲のキモを損なわないアレンジの仕方を教えてあげたり(伴奏を単音だけ連打するのでなくコードネームのルートだけ弾くでも違う)

楽譜の運指に拘らず、その学生に合う運指を提案する

また、学生が頑張って出来るようになった事をきちんと認め褒めて励ましモチベーションをあげる

質疑応答では

筆記試験はクリアしたけれど、ピアノの試験がという方をご指導されているピアノ指導者の方の『クリアレベル』『選曲相談』

特に、学校は卒業したのに、ピアノ実技のみ資格試験が残っている、または就職試験などでは『選曲相談』なども難しいこともあるとのことでした。

配布いただいたプリント

『試験などのその場しのぎでなく、本当の意味で楽しくピアノに向き合い『主体的に学ぶ』姿勢をいかに育くむか?『あなたにもできるよ、わたしにもできる』の経験を積み重ねることで、自然に音楽的欲求が出てきて、こうした経験もまた、子どもの表現の育ちを支える保育者の基礎となるのでは』

幼稚園や保育所で『ピアノを弾く先生の姿』は子供たちの憧れともなります。

これまでのピアノ教室生徒さんたちも

『幼稚園の先生になる大学に行ってます、ピアノ習っていて良かったです!』

『幼稚園の先生が好きだったから目指してます』

『音楽の授業で、〇〇先生がピアノが上手だからうちの子よろこんでるんです、と保護者にお話された』などなど

改めて

ピアノ指導者として、生徒さん達の今後も見据えて広い視点でレッスンしていきたい!

と思いました。

また、西本夏生先生はざっくばらんに『おべんとう』を弾き歌いしてくださりましたが

素敵なピアニスト!『かっこいい曲、なんとエチュード!!』

https://youtu.be/pHsrELOYSro?si=jqmHq8xUfIyazLug