岡田博美さん、ピアノリサイタル!安倍紀子先生が中学生の私に『さいちゃん、お引越ししたら東京の演奏会行けるわね、素晴らしいピアニストなのよ!絶対行ってちょうだいね!』
まさに40年越し、そして巡り合わせ。
テンペスト、くぐもった精神の奥の音色から始まり、ワルトシュタインでも晴れる事なくどんどん奥深く、そして朝靄の中に蠢く音色、高音域で儚い光のコラールがきこえ、、、最終楽章へ!あんなに流麗なオクターブグリッサンド!
ショパンのマズルカ。音色の合わせ方交じわせ方、鍵盤のどの辺りをどんな按配でタッチしたらそんな音色になるのだろう。
そして、シャブリエが
こんなに素敵な作曲家だなんて!絵画的小品集の『牧歌』『スケルツォ・ワルツ』
そして『エスパーニャ(シュヴィヤールによる演奏会用ピアノ編曲版)』
大きなエネルギーが飛び交い
あんな風に蠢く低音と、靄の中から高音が時々光り、、、意志のある囁くピアニシモや儚いため息のピアニシモ、スタインウェイから色んな風景の音が紡がれて!
アンコール
猫のワルツは、私の初めてのショパンワルツだったし、2曲目は何?誰の曲?左手の為のサン=サーンスのブーレ!
サン=サーンスの可愛いらしいワルツを安倍紀子先生の発表会で弾きました。
色んな想い出もファッファッと蘇り。
そして、もうずっと
『どうやって弾いてるの?』目も耳も釘付けでした!
どう
楽譜を読んでピアノで表現するのか。
来年も聴きにいきます!
#岡田博美ピアノリサイタル #ピアニスト #東京文化会館