谷内彩子ピアノレッスン

いつも心に音楽を♫
全日本学生音楽コンクール全国大会
2024/12/02 公開

今日の全国大会、高校生の部を聴かせていただきました。

何という集中力、エネルギーの放出の数々!

受け止め、応えるベヒシュタインのピアノ!

もう、このホール、ピアニスト、ピアノが魅せる世界!!

圧倒され感動しました。

学生音コン。

私は中学の部に2度、高校の部に1度、出場した事があります。

初参加の第39回、中1の時。

なんと、想定外の予選通過❗️

1ヶ月後の本選に向けて、本選課題曲のベートーヴェンの変奏曲作品34を譜読みスタート!

中学校は1ヶ月欠席して練習!学校の先生も応援して下さりました。

母に『ピアニストの野島稔さんは一小節に何時間もかけるのよ、だから譜読みが終わった時には仕上がっているのよ』

なので、譜読みしながら仕上げるつもりで練習!

後半の変奏でのオクターブでのメロディ進行がキツかったなぁ。

安倍紀子先生のご指導のおかげで、なんとか無事に本選のヤマハホールで弾くことが出来ました!

演奏後にお電話し、

『さいちゃん、無事弾けたのね?あぁよかった!それだけでもう十分よ!』

ある時、安倍先生がコンクールを聴いてくださる機会がありました。

本選が決まり急ピッチで2.3楽章を練習。グランドピアノを買ってもらったばかり、夏休み中でかなり集中して練習できました。

本番、自分の感触は『弾ききった!』

良いか悪いかなんて、ノーミス以外判断できない小学生でした。

入賞は出来なかったのですが、、、

普段なかなか褒めてくださらない安倍先生が

『さいちゃんが1番良かったわよ!』

それが、とっても嬉しかったのを覚えています✨✨

いろんなピアノの思い出や経験。

まわり廻って今現在があるのだと思います。

今もって、お尻に火がつかないとスイッチ入らない!のも、この経験がゆえでしょうか(汗)

コンクールもピアノもホールも聴衆も審査員も自分のコンディションも巡り合わせ。

練習や自己管理、そして結果含めて、『それを自分がどう解釈し、舵をとるか』

だと思います。

静かに燃え続けることができれば。

いつか、想像をこえた巡り合わせが訪れるのではないか

と思います。