今日の全国大会、高校生の部を聴かせていただきました。
何という集中力、エネルギーの放出の数々!
受け止め、応えるベヒシュタインのピアノ!
もう、このホール、ピアニスト、ピアノが魅せる世界!!
圧倒され感動しました。
学生音コン。
私は中学の部に2度、高校の部に1度、出場した事があります。
初参加の第39回、中1の時。
なんと、想定外の予選通過❗️
1ヶ月後の本選に向けて、本選課題曲のベートーヴェンの変奏曲作品34を譜読みスタート!
中学校は1ヶ月欠席して練習!学校の先生も応援して下さりました。
母に『ピアニストの野島稔さんは一小節に何時間もかけるのよ、だから譜読みが終わった時には仕上がっているのよ』
なので、譜読みしながら仕上げるつもりで練習!
後半の変奏でのオクターブでのメロディ進行がキツかったなぁ。
安倍紀子先生のご指導のおかげで、なんとか無事に本選のヤマハホールで弾くことが出来ました!
演奏後にお電話し、
『さいちゃん、無事弾けたのね?あぁよかった!それだけでもう十分よ!』
ある時、安倍先生がコンクールを聴いてくださる機会がありました。
本選が決まり急ピッチで2.3楽章を練習。グランドピアノを買ってもらったばかり、夏休み中でかなり集中して練習できました。
本番、自分の感触は『弾ききった!』
良いか悪いかなんて、ノーミス以外判断できない小学生でした。
入賞は出来なかったのですが、、、
普段なかなか褒めてくださらない安倍先生が
『さいちゃんが1番良かったわよ!』
それが、とっても嬉しかったのを覚えています✨✨
いろんなピアノの思い出や経験。
まわり廻って今現在があるのだと思います。
今もって、お尻に火がつかないとスイッチ入らない!のも、この経験がゆえでしょうか(汗)
コンクールもピアノもホールも聴衆も審査員も自分のコンディションも巡り合わせ。
練習や自己管理、そして結果含めて、『それを自分がどう解釈し、舵をとるか』
だと思います。
静かに燃え続けることができれば。
いつか、想像をこえた巡り合わせが訪れるのではないか
と思います。