『ラフマニノフの人生と作品』
大嶺未来先生のピティナ・ピアノステップトークコンサートを聴きに行ってきました!
大泉学園ゆめりあホール、私もピアノステップやコンペで弾いたことがある会場。
素晴らしいピアニストの演奏会を、こうして身近に聴けるのがピティナ・ピアノステップの魅力です。
自分が演奏したピアノで、ピアニストが演奏する!
なかなか、ない機会です!
今日のトークコンサートは20分。
後期ロマン派から近現代にかけてのラフマニノフ、その音楽と人生を四曲の演奏に絡めて、紡ぎ語ってくださいました!
モスクワ音楽院をトップで卒業したラフマニノフは『前奏曲Op.3-2 鐘』で、すぐ人気作曲家に。ロシア正教の鐘については、大きな鐘小さな沢山の鐘がついている、その鐘。
低音と高音の両方が響き合う様。
そして、数年間のスランプを経てあの有名なピアノコンチェルト2番を発表、プライベートでも結婚長女誕生で、幸せな時期の『前奏曲Op.23-4ニ長調』
3曲目は、モスクワを離れる頃の作品『練習曲音の絵Op.39-1ハ短調』
その頃のラフマニノフの状況と相まって、作風音色、人の心に訴えかけてくるようなラフマニノフらしい曲で、大嶺先生はとても好きだ話されていました。
4曲目は、アメリカに渡ったラフマニノフの作品で、『クライスラー愛の悲しみ ラフマニノフ編曲』
アメリカでは、洗練された音作りや素晴らしいピアニストとして活躍したラフマニノフ。
アメリカに渡ったからこそのラフマニノフ。
大嶺未来先生の演奏、低音の響きの太さ輪郭がくっきり耳に届き、そして高音も様々な音色が決してうねりや塊りとなることなく、渦の中にも、さざめきのような華奢な音符の粒も見えるようで。
スケールが大きく、そして繊細。
ペダリングやタッチ、ついつい凝視してしまいました!
お話も、とてもわかりやすく、勉強になりました!
#ピティナ #ピティナピアノステップ