青い空に新緑そよぐ5月5日、こどもの日。
山田凛仁ピアノリサイタル、ウェスタ川越、行ってきました!
YouTubeで流れてきたニュースで知って以来、いつか演奏会に行きたいと楽しみにしていました。
山田凛仁さんは、まだ13歳ながら既に国内外のコンクールで優勝し、カーネギーホールデビューも果たすなどピアニストとして輝かしい経歴の持ち主。
そして
特筆すべきは
お父様でピアニスト、作曲家の山田隆広さんが師匠という現代のモーツァルトのよう!
即興演奏から始まった演奏会は、前半にロマン派の作品。
ブラームスの2つのラプソディ、リスト超絶技巧練習曲夕べの調べ、ショパン英雄ポロネーズ。
拍の柱や和声の重厚さ、ダイナミクスの振り幅を冷静にコントロールしていくなど、目を閉じてきくと13歳とは思えなかったです。
後半の部では
作曲家として純粋に音楽の美しさを追求した、という『追想〜ピアノとチェロのための〜』
チェロの井尻兼人さんと共に、続くピアソラの『ル・グラン・タンゴ』
2つの相反する世界に、グイグイ引き込まれてしまいました!
ラストは
本日のメインという、リスト『ダンテを読んで"ソナタ風幻想曲"』
これはもう、圧巻でダイナミクスが建造物のように計算され組み立てられ、音量と和音とフォルテの世界が、どんどんクッキリと冴えていき、『すごい!』としか言葉が出てこなかったです。
まだ13歳にして、この素晴らしさ。
これからの人生を、どうピアノで楽曲で表現するピアニスト、作曲家となるのでしょうか!
本当に楽しみです!